犬が寒いと感じているときの『寝方』5選

11月に入ると、少しずつ肌寒い日が増えていき、徐々に寒さは厳しさを増していきます。すると、犬は寒さで熟睡できなくなることも……。まずは犬が寒いと感じているときの『寝方』をチェックしましょう。
1.身体をぎゅっと丸める
犬の基本的な寝姿勢に、身体を丸めて眠る姿勢があります。しかし、寒さを感じているときは、さらにぎゅっと身体を縮こませるように強く丸める様子を見せる犬が多いです。
いつもより身体を小さく縮こませるように丸めていたら、体の熱を逃さないために丸まっている可能性が高いので、室温の調節や防寒対策を実施してください。
2.鼻や顔を隠して眠る

犬の場合、鼻や顔が特に寒さを感知しやすい部位だと言われています。そのため、犬は寒さを感じると、鼻や顔を何らかの方法で隠すことで暖を取ろうとするのです。
例えば、身体を丸めたときにお腹に顔や鼻を埋めてみたり、近くにある毛布やブランケットに顔を埋めて暖を取ろうとする犬もいます。
3.毛布にくるまる、潜る
近くに毛布やブランケットがある場合、寒さを感じるとその中に潜るように入り込んだり、自分でブランケットをくわえて体にかけて眠ろうとする行動をとる犬も多いです。
普段から飼い主がブランケットを使っている様子を見ていたり、ブランケットの保温性を実感している犬は、寒さを感じた時に「あれをかければ暖かくなる」と理解していることが多く見受けられます。
4.飼い主に身体を密着させる

飼い主に身体を密着させることで暖を取ろうとする犬も多いです。普段から甘えんぼうで飼い主にくっついている犬たちも、普段以上に顔をグイグイと擦り付けてきたり、ぎゅっと体の隙間がなくなるように強引に密着してきたりすることも。
他にも、同居犬や同居猫などのペットがいる場合、ペット同士でくっついて暖を取り合っていることもあります。
5.眠りながら時折小刻みに震える
眠っているときに寒さを感じると、時折ブルブルと小刻みに震えるような様子を見せることもあります。
冬場に健康状態に問題が無い犬が小刻みに震えている場合は、寒さで筋肉を収縮させて熱を発生させる際に起こる震えなので、ブランケットを手渡してあげたり、暖房の設定温度を上げてあげたりして対処しましょう。
今すぐ実践できる愛犬が安眠するための防寒対策

寒さを感じていると、眠りたくてもなかなか寝付けないという状態に陥りがちです。これは犬も例外ではありません。睡眠不足は心身の健康に悪影響を及ぼすので、愛犬の安眠のためにも下記の防寒対策を実施しましょう。
- 部屋自体の室温を暖房で調節する
- 保温性のあるマットを寝床に敷く
- 保温性の高い毛布をベッドに用意する
- 犬用ベッドを冬用の素材のものに替える
- ケージに保温カバーをかける
- 移動できる場所であれば犬用ヒーターや湯たんぽを置いておく
犬用ヒーターや湯たんぽは、ケージの中に入れっぱなしにしていると、低温やけどなどのリスクが懸念されます。
したがって、飼い主が見ているところで、なおかつ愛犬が「暑いな」と感じたら自由に移動できるような場所で使用してください。
まとめ

犬が寒いと感じている様子をみせたら、暖房をつけて設定温度を上げたり、毛布やブランケットを用意してあげたりと防寒対策を実践してください。
寒さ対策を万全に整えて、冬場もしっかり熟睡できるように配慮してあげましょう。



