犬が『吠え続ける』のをやめさせるコツ3つ

1.反応しない
犬が吠えているとき、飼い主さんは慌ててしまったり強く叱ったりすることもあると思います。
しかし、それは犬が余計に吠え続けてしまう原因になる場合があるので、適切な接し方とは言えません。
犬が吠えるのには何かしらの理由がありますが、多くの場合は興奮状態にあったりテンションが上がっていたりします。
そのようなときに飼い主さんが大声を出してやめさせようとしたり、体を押さえつけたりすると犬はさらに興奮してしまう可能性があります。
また、他の犬や人に対して威嚇や警告のために吠えている場合、飼い主さんが大きな声を出すことで「飼い主さんも応援してくれてる!やっぱり警戒するべきなんだ!」と勘違いしてしまうことも考えられます。
他にも、吠えているときに声をかけたり抱き上げたりといった対応をしていると、飼い主さんにかまってもらえると思って吠えるようになることもあります。
犬は飼い主さんの気を引くために様々な行動をしますが、それは可愛らしい行動だけでなく困った行動であることも少なくありません。
そのため、犬が吠えても過度な反応を示さず、できるだけ冷静に対処することが大切です。他の人への迷惑にならない状況であれば、無視することも有効な対処法とされています。
2.生活環境を整える
犬がよく吠えるとき、生活環境を見直したり整えたりすることで改善することも珍しくありません。
環境によってストレスが溜まってしまっていたり、吠えやすい状況になりやすかったりすることがあるからです。
例えば、室内から外が見えることは犬の楽しみになることもありますが、警戒心が強い犬の場合は吠える原因になることがあります。
窓の外を人や他の犬が通るたびに吠えたり、過剰に外を気にしたりするようであれば、あえて見えないようにしてあげてください。
また、落ち着いて休息が取りにくい環境でも犬は吠えやすくなるので、ベッドやケージの置き場所などを見直してみるのもいいでしょう。
3.体力やストレスを発散させる
犬が吠えやすくなる原因として、体力があり余っていたりストレスが溜まっていたりすることも挙げられます。
そのため、吠える行動が増えたり吠えている理由がわからなかったりするときは、散歩や遊びを増やして思い切り体を動かすように意識してみてください。
一緒に遊んだりスキンシップをしたりすることで、体力もストレスも発散されて、充実感や満足感を感じられます。
その結果、必要以上に吠えることが減っていくので、根本的な解決につながります。
犬が吠え続ける理由とNGな対処法

犬が吠え続ける理由
喜びや要求、威嚇など犬が吠え続けてしまう理由は様々ありますが、過度に吠え続けてしまうときは別の理由も重なっていることが考えられます。
吠える原因そのものだけでなく、「飼い主さんの気を引きたい」「ストレスが溜まっている」「伝えたいことが伝わっていない」などの理由も隠れていることがあります。
そのため、愛犬の生活環境やスケジュール、接し方などを見直して、吠えにくい状況や環境に整えてあげることが大切です。
ただし、中には体調不良が原因で吠えたり鳴いたりすることもあります。
行動に変化を感じたら、全身に傷や怪我がないかを確認して、食欲や排泄に異常はないかしっかりと観察するようにしてください。
吠えている犬へのNGな対処法
吠えている犬に対して、吠えるたびに目を向けて叱ったり、抱き上げて止めようとしたりすると、吠える行動を助長する可能性があります。
犬が飼い主さんの気を引くために吠えている場合は、かまってもらうために今後さらに吠えるようになってしまいます。
また、威嚇や警告のために吠えている場合は、飼い主さんも加勢してくれたと思って余計に強気になってしまうでしょう。
上記のように、吠えているときは過剰な反応を見せず、静かにその場を離れたり動きを制御したりして、犬が冷静になれるようにサポートしてください。
まとめ

犬が吠えるのは、感情表現や意思表示などコミュニケーションの手段のひとつです。
そのため、吠えること自体はごく自然なことですが、吠え続けると周囲に迷惑をかけたり犬自身の負担になったりすることがあります。
生活環境を整えたり接し方を見直したりして、犬が必要以上に吠え続けることがないようにしてあげましょう。



