犬との相性チェックができる項目

1.ライフスタイルや生活リズムが合っていること
犬との相性は、飼い主のライフスタイルや生活リズムによって見極めることができます。
体を動かすことが好きであったり、アウトドアが好きであったりする場合では、運動量の多い犬種や身体能力に優れた犬種と相性が合うでしょう。
朝は早くに家を出て、夜は遅くに帰宅する飼い主である場合では、お留守番をすることが得意な犬種であると相性が合うでしょう。
お留守番をすることが得意な犬種の特徴は、自立心や独立心が強いということが挙げられます。ただし、安全にお留守番をするための基本的なしつけも必須です。
2.生活や気質が似ていること
犬との相性は、飼い主の性格や気質が、その犬種の性格や気質と似ているかどうか、ということで見極めることができます。
飼い主が明るく活発でアクティブなタイプなのであれば、社交的で運動量の多い犬種であると相性が合うでしょう。
飼い主が物静かな穏やかな性格で、お家の中でゆったりと過ごしたいタイプなのであれば、運動量の少ない愛玩犬と呼ばれる犬種と相性が合うでしょう。
ただし、愛玩犬にも毎日の運動が必要です。近所を歩く程度で構いませんので、お散歩も楽しめることが大切だと思います。
3.体力と時間と経済力が合っていること
大型犬と小型犬では、飼い主に必要とされる体力が違います。病気や怪我をしたとき、愛犬を抱き上げることができるだけの体力が必要です。
大型犬と小型犬とでは、犬のお世話にかかる時間が違います。大型犬であれば30分~1時間程度のお散歩が必要です。小型犬であれば15分~30分程度でしょう。
また、大型犬と小型犬とでは、1カ月にかかる飼育費用が違います。生涯費用にも大きな差が生じるでしょう。
体力や時間や経済力を考え、負担の少ない犬種を選ぶことが必要です。
犬を飼う前に相性チェックを試しておきたい理由

飼い主と愛犬のお互いのストレスを防ぐため
犬との暮らしは十数年続きます。相性が合わなかったとき、お互いがストレスを感じながら生活しなければなりません。
ストレスは目に見えないものです。飼い主の知らないところで愛犬が強いストレスを感じ、病気の原因になったり、健康寿命を縮めてしまったりすることがあります。
また、飼い主のストレスが愛犬に向けられたときにも、犬は強いストレスを感じ、心の病気になってしまうこともあります。
愛犬に安定した健康と快適を与えるため
お互いがストレスを感じながら一緒に生活をするということには、健康も快適もありません。不快な思いをしながら生活を送ることになります。
相性の合う犬を選ぶことで、愛犬に安定した健康と快適を与えることができれば、毎日の暮らしが明るく楽しいものになり、愛犬の健康寿命も延びるでしょう。
飼育放棄やトラブルによって愛犬を不幸にしないため
自分には合わないからと、愛犬を手放す判断をする飼い主がいます。それは、愛犬を不幸にする行為です。絶対にあってはなりません。
飼育放棄やトラブルを防ぐためにも、相性の合う犬との出会いを大切にしましょう。
まとめ

犬との相性チェックができる項目を3つ解説しました。
- ライフスタイルや生活リズムが合っていること
- 生活や気質が似ていること
- 体力と時間と経済力が合っていること
愛犬の幸せやお互いの快適な暮らしは、日々の安心と信頼の積み重ねによって築き上げられていきます。
犬との相性をチェックするということは、「この犬と一緒なら幸せな生活を送ることができる」という確信に繋がることでしょう。
十数年という短い生涯を送る犬のためにも、犬を飼う前の相性チェックを行ってみましょう。



