️散歩拒否?犬が座り込んでしまう原因

違う方向に行きたい
犬が座り込んでしまう理由として恐らく最も多いのが「そっちに行きたくない」という拒否の意思表示です。
自宅が近づいてきて大好きなお散歩が終わってしまうのを感じたときや、動物病院やトリミングサロンなど嫌いな場所に向かっていることに気づいたとき、あるいは単純に別のコースに行きたいといった場合など、飼い主さんが向かっているのと違う方向に行きたいと考えているのかもしれません。
抱っこしてほしい
飼い主さんに抱っこしてほしくて、「もう歩けないよ〜」と甘えている場合もあります。
普段から抱っこが好きな小型犬によくある行動パターンです。一度要求に応えて抱っこしてしまうと、同じことを繰り返す可能性もあるので要注意。実際にはそこまで疲れていないのに甘えているだけということもあるため、見極めが大切です。
リードの引っ張りが強すぎる
飼い主さんが犬に引っ張られるのではなく、飼い主さんが犬の少し前を歩いて主導権を握る『リーダーウォーク』は犬の散歩の理想系です。
ですがリーダーウォークはあくまで、犬と飼い主さんが「寄り添うように」歩く歩き方。飼い主さんがグイグイとリードを引っ張って犬を引きずるようではいけません。リードの張りが強すぎると、犬はそれに抗議する意味で座り込んでしまうことがあります。
疲れてしまった
すでにご紹介した通り、飼い主さんに甘えたくて座り込んでしまう子もいますが、中には本当に疲労困憊してしまって歩けず座り込んでしまう場合もあります。
特にシニア犬や、不調を抱えている子の場合は要注意です。座り込んで荒い息をしている、よだれを垂らしている、足が震えているなどは疲労のサインです。
足や体に痛みがある
お散歩中に怪我をしてしまったり、体に不調が発生したりして痛みを感じていて歩けないという可能性もあります。歩けないとなるとまず考えられるのは足の痛みです。
足を引きずっている、特定の足を庇うように歩いているといった場合は、足に怪我をしていたり何か刺さっていたりするかもしれないのでよく確認しましょう。またおしっこをした後に座り込んでしまう、ピーピーと鳴き声を上げているといった場合には、膀胱炎や尿路結石などで排尿時に痛みを感じているのかもしれません。
️もうひと頑張り!歩いてもらうために

疲労や体調不良ではなく、甘えやワガママで座り込んでしまっている場合には、安易に犬の要求に応えてしまうのはワガママをエスカレートさせてしまうことに繋がります。
休憩してみる
時間が許すのであれば、座り込んでしまったその場で少し休憩してみましょう。気分転換になったり、「こうしていても意味がないな」と諦めて歩き出すきっかけになるかもしれません。
おやつで釣る
おやつやおもちゃなど愛犬の好きなものを持参していれば、それを使って行きたい方向に誘導するのも1つの方法です。ただ簡単に与えてしまうと「座り込むとおやつがもらえる」と勘違いしてしまうので、タイミングは気をつけましょう。
散歩コースやペースを見直す
あまりに座り込むことが続く場合には、散歩コースや歩くペースが愛犬に適していないのかもしれません。これを機にいったんお散歩の方法を見直してみるのもいいでしょう。
️まとめ

お散歩は犬との暮らしで欠かすことのできないものです。元気で楽しくお散歩を楽しめるよう、愛犬の主張に耳を傾けてみるのも大切です。



