犬があなたに期待しているときのサイン

犬があなたに期待しているとき、仕草や表情などからサインを送っています。何を期待しているのかを見極めることは、飼い主にとっては意外と簡単なことなのではないでしょうか。
お散歩に連れて行ってもらえることを期待している、おもちゃで一緒に遊んでもらえることを期待している、おやつがもらえることを期待しているなどがあります。
そして、重要なのは、その期待に応えるべきなのか、応えない方がよいのか、ということです。
愛犬からの期待に応えてばかりいると、わがままな性格に育ってしまうのではないか、飼い主の言うことを聞かなくなってしまうのではないか、という悩みごともあるのです。
1.目をジッと見つめる
犬があなたの目をジッと見つめるのは、期待しているときのサインです。
目をキラキラと輝かせ、ちょっぴり興奮気味に見つめてくることがあります。期待度が高いのでしょう。
目をウルウルとさせ、涙目のように見えることがあるのは、訴えかける気持ちが強いからでしょう。
2.行動を目で追う
犬があなたの行動を目で追うのは、期待しているときのサインです。
出かける前の身支度をしているとき、愛犬が自分のことを目で追っているな…と感じることがあります。飼い主の行動を観察しているのです。
“一緒に連れて行ってもらえるぞ!”と、期待する気持ちが高まる瞬間は、愛犬用のクレートやキャリーバッグ、ペットカートが用意されたときなのではないでしょうか。
3.手でちょんちょんしてくる
犬があなたの腕や膝を手でちょんちょんしてくるのは、期待しているときのサインです。
「ねぇねぇ、」と声をかけるようにして、手でちょんちょんとしてくるのは、「お願いしたいことがあるんだけど…」と、期待しながらも遠慮がちに話しかけているのです。
あまりにも強く要求しすぎてしまうと、あっさりと「ダメだよ」と言われてしまうことを分かっている犬の行動なのではないかと思います。
ちょっぴり遠慮がちに可愛い仕草でおねだりすれば、期待通りになるかもしれない…という思惑があるのです。飼い主のことをよく理解している賢い犬ならではの仕草なのではないでしょうか。
4.勝手におすわりやお手をする
犬が勝手におすわりやお手をするのは、あなたに期待しているときのサインです。
おすわりやお手をする仕草は、指示したわけでなくても、愛犬が勝手にした仕草であっても、飼い主にとってはたまらなく可愛いものですよね。
“これで飼い主はイチコロだぞ♡”と考えている賢い犬ならではの仕草なのではないでしょうか。
愛犬に期待されているときの適切な応え方

犬が期待するあまり興奮してしまっているときは、まず落ち着かせましょう。「おすわり」「待て」「伏せ」などをさせるとよいかと思います。
“興奮して騒げば期待通りになる”ではなく、“落ち着いて待っていれば叶えてもらえる”と学習してもらうことが大切です。
飼い主が“今応えてはいけないな”と判断した要求に対しては、きっぱりと「ダメ」「いけない」と言いましょう。
まとめ

犬があなたに期待しているときのサインを4つ解説しました。
- 目をジッと見つめる
- 行動を目で追う
- 手でちょんちょんしてくる
- 勝手におすわりやお手をする
愛犬の期待や要求には何でも応えてあげたくなってしまうのが飼い主心ですよね。しかし、愛犬の心身の健康を害してしまう恐れがあります。
お散歩、ごはん、おやつなどの期待や要求に対して断ることに申し訳なさを感じてしまうことがあるのではないでしょうか。
時間やタイミングをしっかり決め、守ることができれば、犬にも何となく時間やタイミングを理解することができます。
そうすることで、無駄な期待や要求をさせたり、ガッカリさせたりすることもなくなるでしょう。



