犬が満足しているときにみせるサイン

1.横向きに手足を伸ばして寝転がっている
犬が横向きに手足を伸ばして寝転がっているのは、満足しているときにみせるサインです。
横向きにゴロンと寝転がっているのは、警戒心が解けているからです。手足をダラリと伸ばして寝転がっている体勢は、すぐには起き上がることのできない体勢です。
お散歩から帰ってきたばかりのときの“お散歩に満足した”というサインでもありますし、飼い主への信頼のサイン、室内の環境が安全であるというサインでもあるでしょう。
2.目を細めてゆっくりと瞬きをする
犬が目を細めてゆっくりと瞬きをするのは、満足しているときにみせるサインです。
飼い主に「満足しているよ」という気持ちを伝えようとしているときには、目を細めてゆっくりと瞬きをしながら、飼い主のことをジッと見つめていることがあります。
微笑み返してあげると、安心したように眠ってしまうこともあるでしょう。
3.しっぽを根元からゆったりと大きく左右に振る
犬がしっぽを根元からゆったりと大きく左右に振るのは、満足しているときにみせるサインです。
根元からしっぽを振るため、しっぽが短い犬でも分かりやすいサインかと思います。ゆったりと大きく振るのは、穏やかな気持ちで安心しているからです。
しっぽを根元からリズミカルに大きく左右に振っているときは、「嬉しい」「楽しい」などの気持ちからやや興奮気味で満足した気持ちを表現しているのでしょう。
4.あくびばかりする
犬があくびばかりするのは、満足しているときにみせるサインです。
犬のあくびはリラックスサインでもあります。満足し、心が穏やかであり、落ち着いていられるのでしょう。
ひとしきりおもちゃで遊んだ後、“あくびばかりしているけど寝ようとしないのは何でだろう…”と感じることがあるかもしれません。
あくびは眠気のせいだけでなく、「心地いい」と感じるときにも出てしまうようです。飼い主の目をジッと見つめながらあくびをすることもあります。
5.手足を舐めてお手入れをし始める
犬が手足を舐めてお手入れをし始めるのは、満足しているときにみせるサインです。
ごはんを食べた後、おやつを食べた後によくみられます。肉球の間までしっかり舐めて、時間をかけて念入りなお手入れをしているようにみえます。
ひとしきりお手入れを終えると、そのまま安心したかのように眠ってしまうこともあるでしょう。
愛犬の心を満たすコツ

スキンシップやコミュニケーションの質を高めること
犬は飼い主と過ごす時間が長いということよりも、質の高いスキンシップやコミュニケーションができたときの方が、心が満たされやすいです。
ただただ1時間のお散歩をするよりも、時々アイコンタクトをしたり、声をかけたり、信号待ちをしているときは撫でてあげるなど、スキンシップやコミュニケーションをしながらお散歩した方が喜びます。
規則正しい生活を送ること
生活リズムが崩れると、犬の心は不安定になりやすいです。小さなストレスが積み重なっていきます。そうすると、体調不良となって現れてしまうことがあります。
不規則な生活は、犬の生活習慣病の原因にもなってしまいます。愛犬の体と心の調子が不安定なときは、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
まとめ

犬が満足しているときにみせるサインを5つ解説しました。
- 横向きに手足を伸ばして寝転がっている
- 目を細めてゆっくりと瞬きをする
- しっぽを根本からゆったりと大きく左右に振る
- あくびばかりする
- 手足を舐めてお手入れをし始める
犬の満足のサインは、仕草・行動・態度・表情によくあらわれます。愛犬が満足しているとき、どんなサインで表現してくれているのかを知ると、よりコミュニケーションしやすく、絆も深まるでしょう。



