愛犬を大喜びさせるコミュニケーション方法4選

愛犬が本当に喜ぶのは、派手なプレゼントや特別なイベントではなく、飼い主さんと一緒に過ごす時間です。ここでは、毎日の暮らしの中でできる愛犬が喜ぶ4つのコミュニケーション方法を紹介します。
1.犬を褒められる状況を作る
愛犬を大喜びさせるコツは、「うまくできた!」という体験をたくさん作ってあげることです。そのためには、まず愛犬が失敗しにくい環境を整えることからはじめましょう。
例えば、いたずらしそうな物は片付けておく、トイレを成功しやすいようにシートの位置を工夫するなど、自然に良い行動が選べる環境を作ります。
そして、愛犬が良い行動をした瞬間に「いい子だね!」「すごいね!」と笑顔で声をかけてあげましょう。そのたびに犬は「これをすると褒めてもらえる」と学び、自信と信頼が育っていきます。こうした小さな積み重ねが、愛犬にとっての大きな喜びにつながります。
2.大好きなおやつをあげる
愛犬を大喜びさせる最も分かりやすい方法のひとつが、大好きなおやつをあげることです。いつものフードとは違う、愛犬にとって特別感のあるおやつを用意しましょう。
ただし、ただ与えるのではなく「とっておきの瞬間」を演出することが重要です。例えば、以下のような場面であげるのがおすすめです。
- しつけやトレーニングが成功したとき
- 病院でよく頑張ったとき
- トリミングや日常的なお手入れのあと
おやつは、褒めたり、やさしく話しかけたりしながら与えると、さらに喜んでもらえるでしょう。ただし、愛犬が喜ぶからといって与えすぎないように注意してくださいね。
3.スキンシップをとる
犬にとって、大好きな飼い主さんと触れ合うスキンシップは、安心と喜びを感じられる時間です。
愛犬が特に喜ぶのは、自分では掻きにくい耳の付け根、首まわり、尻尾の付け根などです。撫でる際は犬と目線を合わせられるくらいまでしゃがみ、優しく声をかけながら毛並みに沿って手のひら全体でゆっくりと撫でましょう。マッサージもおすすめです。
愛犬が目を細めたり、ため息のような息を吐いたりしたら「気持ちいい」と感じているサインです。
4.思いっきり走り回れる場所に連れて行く
犬は運動をするのが大好きな動物です。全力で走る機会を作ってあげると大喜び間違いなしです。
特に運動量の多い犬種は、定期的に広い場所で走らせてあげる必要があります。ドッグランで思う存分走らせてあげてくださいね。ストレス発散にもなり、帰宅後は満足した表情でぐっすり眠る姿が見られるでしょう。
また、フリスビーやボールなどのおもちゃを走って追いかける遊びもおすすめです。遊ぶ際は広い安全な場所でまわりの迷惑にならないよう配慮しましょう。
愛犬を喜ばせる接し方で注意すること

愛犬を喜ばせるには、こちらの気持ちだけでなく、愛犬が発するサインを理解し適切に対応することが大切です。
例えば、スキンシップで愛犬の頭を撫でる際には、頭の上などから手を伸ばさないようにしましょう。
視界の外から突然触れられると、犬は驚いたり恐怖を感じることがあるため、目線を合わせて顎の下や胸元など、犬から手の動きが見える場所から優しく触れるようにします。
また、しつけや遊びで興奮しすぎたときに「わーい!」と大げさに喜ぶと、さらに愛犬をヒートアップさせてしまう場合があります。その際は、意識して落ち着いたトーンで「いい子だね」と伝え、愛犬がリラックスできるように導きましょう。
おやつのあげ過ぎにも注意が必要です。1日の摂取カロリーの10〜20%以内に抑え、肥満にならないようしっかりと管理する必要があります。
そして、最も大切なのは、気持ちが一方通行にならないように注意することです。
まとめ

犬を喜ばせるコツは、愛情をわかりやすく伝えること、犬の個性を理解することです。「褒める、与える、触れる、遊ぶ」はどれもシンプルですが、やり方ひとつで喜びの大きさが変わります。犬は人間の言葉を話せませんが、表情やしぐさでしっかり応えてくれます。見逃さないようにしましょう。
そして「楽しいね」「うれしいね」というポジティブな気持ちを共有することです。
そのために特別なことをする必要はありません。毎日の暮らしの中に、愛犬が楽しいと感じることを少しだけでも取り入れてみましょう。



