犬がすぐおもちゃを壊してしまう理由3つ

せっかく愛犬におもちゃを与えても、あっと言う間に破壊されてしまうとガッカリしてしまいますよね。また、誤飲誤食への不安もあるため、飼い主さんとしては不安が高まってしまうのではないでしょうか。
そんな時は、以下にまとめた犬がすぐにおもちゃを壊してしまう3つの理由の中から、当てはまるものがないか探ってみてください。
1.本能的な行動によるもの
犬にとって「噛む」という行為は、獲物を仕留める狩猟本能を働かせる行動のひとつです。ぬいぐるみのようなおもちゃを噛みちぎる行動は、獲物を捕らえて解体するという狩猟本能を刺激しやすく、達成感を得ることもできます。
また、おもちゃを噛んで壊す行為は楽しい遊びのひとつになりやすく、犬の好奇心をくすぐりやすいものです。一度破壊した際の爽快感に、病みつきになってしまっているのかもしれませんね。
2.ストレス発散のため

犬の破壊行動はストレス発散につながるため、おもちゃは標的になりやすいです。おもちゃ=破壊してよいものと認識されていれば、与えてすぐにボロボロにしてしまっても決しておかしくはありません。
運動不足や長時間の留守番による有り余るエネルギーを、おもちゃを破壊することで発散している可能性がないかチェックしてみてください。
3.口の中に不快感がある
乳歯から永久歯に生え変わる子犬であれば、歯茎がムズムズするなどの不快感を、物を噛んで解消しようとすることがあります。
成犬でも歯周病などの痛みや不快感があると、物を噛んで紛らわせようとすることもあるため、口の中に原因がないか探ってみてください。
犬のおもちゃを長持ちさせるコツ

犬におもちゃを壊されると経済的な負担もありますが、誤飲誤食などの不安もあるため、飼い主さんとしてはやめさせたいものですね。ここでは、犬のおもちゃを長持ちさせるコツについてご紹介します。
愛犬に合うサイズを選ぶ
まず重視したいのが、愛犬に合う適切なおもちゃを選ぶということです。犬は体のサイズにより、口の大きさや噛む力が全く異なります。
そのため、小型犬には「小型犬用」のものを、大型犬には「大型犬用」のおもちゃを選びましょう。愛犬の口のサイズに合うおもちゃを選ばないと、誤飲誤食の原因になりやすいです。
とくに大型犬に小さすぎるおもちゃを与えると、丸飲みしてしまう可能性を高めてしまいます。口の中に完全に入りきらない大きさのおもちゃを選んで、安全に遊んでもらいましょう。
耐久性を重視する

長持ちする犬用のおもちゃを与えたいなら、思い切り噛んでも壊れにくい素材に着目しましょう。大型犬が思い切り噛んでも壊れにくいTPE素材や、頑丈な天然ゴム素材などがおすすめです。
遊びながら歯磨きも行えるおもちゃや、音が鳴るおもちゃなどさまざまな種類があるのでチェックしてみてください。
シンプルな形状のものを選ぶ
犬のおもちゃを長持ちさせたい時は、できるだけシンプルな形状のものから選ぶのもポイントです。装飾や継ぎ目が多いおもちゃは、そこから壊れやすい傾向があります。
その点シンプルな形状でゴム素材などのおもちゃは、ガブガブ噛んでも壊れにくく、お手入れもしやすいのが魅力です。
おもちゃを出しっぱなしにしない

おもちゃは出しっぱなしにせず、遊ぶ時間に飼い主さんが与えるように心がけてみてください。犬の興奮がMAXになる前に、「ちょうだい」の合図で片付けてしまうのがコツです。
まとめ

犬が物を噛んで破壊する行為は決して珍しくはなく、本能から来るいわば正常な行動です。しかし、買い与えたおもちゃをすぐに壊される場合はその原因を知り、適切に対応しましょう。
この機会に、愛犬と楽しく遊べるおもちゃを選んでみてはいかがでしょうか。その際には、耐久性に着目しながら選んでみてください。



