犬の留守番前に欠かせない事前チェック

1.不要なコードをコンセントから抜くこと
スマートフォンの充電器、ドライヤー、ヘアアイロン、扇風機など、不要なコードはコンセントから抜きましょう。
うっかりコンセントにさしたまま出かけてしまうと、犬がコードを噛んで遊んでしまい、感電してしまう恐れがあります。
感電による内臓の損傷は、症状が悪化し、愛犬が苦しむまで飼い主には気づけません。口の中に火傷を負っていることもあります。
普段から不要なコードをコンセントから抜く癖をつけておくことも大切ですが、お留守番をさせる前にも再度、必ずチェックしてからお家を出るようにしましょう。
2.新鮮な飲み水をたっぷり用意すること
愛犬がお留守番中の水分補給に困ることがないよう、新鮮な飲み水をたっぷり用意しましょう。
喉の渇きは、犬にとって命の危険を感じるものです。強い不安やストレスを感じてしまうことがあります。
お留守番の時間がいつもより長くなってしまう日には、余分なほどのたっぷりの飲み水を用意してあげると安心です。
3.階段やキッチンには立ち入れないようにすること
お留守番中、思わぬトラブルが起こることがあります。犬が大怪我を負ったり、命を落としたりすることがあります。
階段の上り下りは犬にとって大変危険な行為です。人間が上り下りしやすい設計になっているため、四足歩行である犬にとって安全ではないのです。
器用に上り下りする犬もいますが、基本的にはペットゲートを設置するなどし、犬が自由に上り下りできないようにしておきましょう。
キッチンには刃物や人間の食べ物が置いてあります。器用に引き出しを開けることができてしまう犬もいます。階段と同じようにペットゲートを設置し、誤飲誤食を防ぎましょう。
4.部屋の温度と湿度を管理すること
犬にとって快適な温度の目安は22℃、湿度の目安は40%です。愛犬の犬種や年齢や健康状態に合わせて見極め、適切に管理することが必要です。
夏は熱中症対策として、適度に冷房を活用しましょう。汗をかくことで体温調節をすることができない犬にとって、扇風機では不十分です。
冬はエアコン(暖房)を活用し、こたつやホットカーペットのつけっ放しはやめましょう。暖かく保温性の高いベッドや毛布があるだけでも寒さ対策ができます。
5.体調を確認すること
- 朝のお散歩に行くことができた
- 朝ごはんを完食することができた
- 飲み水を適度に飲むことができた
- 体温は正常である(熱は出ていない)
- 嘔吐や下痢の症状はない
- 普段と変わらず元気な様子である
チェックする項目は犬それぞれにあるかと思いますが、愛犬の体調を確認してから出かけるようにしましょう。
下痢や嘔吐の症状があれば、すぐに動物病院へ行かなければならない状態であるかもしれません。
留守番をする愛犬のための安全対策のポイント

愛犬にとって危険なものは、届かない場所に片づけましょう。高い場所に置いておくだけでは不十分な場合がありますので、引き出しの中に入れるなどするとより安全です。
安心できるスペースを用意しましょう。愛犬専用のケージやクレートやベッドは、部屋の隅に置くのがおすすめです。外からの音や声による刺激が少ない静かな場所がよいでしょう。
立ち入っては危険な場所にはペットゲートを設置しましょう。ドアがある場合には、閉め忘れがないことを必ず確認しましょう。
まとめ

犬の留守番前に欠かせない事前チェックを5つ解説しました。
- 不要なコードをコンセントから抜くこと
- 新鮮な飲み水をたっぷり用意すること
- 階段やキッチンには立ち入れないようにすること
- 部屋の温度と湿度を管理すること
- 体調を確認すること
お留守番中は何かとトラブルが起きやすいものです。お留守番中のイタズラや問題行動が多いことの裏には、不安や寂しさが隠れていることがあります。
愛犬が安全に快適に安心して過ごすことができる環境づくりをしましょう。



