犬が家族に対して抱いている気持ち

1.安心できるという気持ち
犬が家族に対して抱いているのは、安心できるという気持ちです。
犬にとって家族は、ただそばにいるだけで安心できる存在です。不安な気持ちでいるときは、安心したいという気持ちから家族のそばを離れなくなることがあります。
また、家族が不安な気持ちでいるときは、その不安な気持ちを読み取り、ただそばに寄り添ってくれることがあります。「安心していいよ」と言っているのです。
2.愛するという気持ち
犬が家族に対して抱いているのは、愛するという気持ちです。
犬は家族に対して愛情深い動物です。他人にはちょっぴり冷たい態度を見せることがあるかもしれませんが、家族の前ではデレデレとした表情まで見せてくれます。
泣いている家族に対して慰めるような仕草や行動を見せるのも、喧嘩をしている家族に対して身をもって仲裁に入ってくれるのも、家族への愛する気持ちがあるからこそです。
3.守らなければならないという気持ち
犬が家族に対して抱いているのは、守らなければならないという気持ちです。
お散歩中、見知らぬ人や犬を威嚇してしまうことがあるかもしれません。愛犬が怖がりな性格ではないのであれば、家族を守らなければならないという気持ちからの威嚇でしょう。
宅配業者などの訪問者に対する吠えがなかなか改善されないのも、家族を守らなければならないという気持ちによる忠誠心なのかもしれません。
とくに幼い子供のいる家族である場合、家族を守りたいという気持ちから、他人や他犬への攻撃的な一面を見せる機会が多いのではないでしょうか。
4.離れることへの寂しいという気持ち
犬が家族に対して抱いているのは、離れることへの寂しいという気持ちです。
朝、家族が出かける姿を見送ることは、犬にとっては耐えがたいほど寂しい時間です。その寂しさがイタズラや問題行動を引き起こしてしまう原因になることもあります。
家族が帰宅したとき、大興奮で大喜びしながらお出迎えをしてくれるのではないでしょうか。その興奮度と同じくらい、もしくはそれ以上に寂しい思いをしていたというサインなのです。
短時間のお留守番であると、あまり喜んでくれなかったり、お出迎えをしてくれなかったりすることもあります。飼い主はその姿に寂しく思うかもしれませんが、「あまり寂しくなかったから大丈夫だよ」のサインなのです。
5.褒められたいという気持ち
犬が家族に対して抱いているのは、褒められたいという気持ちです。
子犬の頃はどんな些細なことも褒めてあげていたと思います。トイレが上手にできたら褒め、ごはんを完食できたら褒め、芸を教えては褒めていたでしょう。
成犬になってからはどうでしょうか。できることが増え、できることが当たり前になり、褒めることが減ってしまったのではないでしょうか。
そして、叱ることが増えてしまっているかもしれません。
愛犬と家族が絆を深めるコツ

コミュニケーションをすること
コミュニケーションとは、意思や感情や思考を伝達し合うことを言います。
愛犬に対して自分の気持ちを伝えるだけでなく、愛犬が家族に対して伝えようとしていることを読み取ることが大切です。お互いにできてこそコミュニケーションと言えます。
家族みんなで過ごす時間を作ること
子供が幼いときは、家族みんながリビングに集まる時間も多いでしょう。しかし、子供が成長するにつれて、家族みんながリビングに集まる時間が減ってしまうことがあります。
愛犬も高齢になっていることでしょう。どんなに時間が過ぎても、家族みんながリビングに集まり、愛犬を囲んで楽しい会話をしたり、おもちゃ遊びをしたり、その日の出来事を話し合うなどの時間を過ごしてみましょう。
まとめ

犬が家族に対して抱いている気持ちを5つ解説しました。
- 安心できるという気持ち
- 愛するという気持ち
- 守らなければならないという気持ち
- 離れることへの寂しいという気持ち
- 褒められたいという気持ち
犬は家族に対して信頼と愛情を持って接しています。信頼と愛情があることで、深い繋がりを持つことができます。
愛犬は何気ない仕草や行動や表情によって、家族への信頼と愛情を表現しています。受け取ってあげることも大切ですし、愛犬に対しても表現してあげられることが重要だと思います。



