犬のゴミ箱あさりをやめてもらう方法3つ

1.ゴミ箱に近づけないようにする
犬のゴミ箱あさりの対処法として、最も大切なことが「習慣化させない」ということです。
ゴミ箱あさりによっていい思いをしてしまったり、習慣化してしまったりすると、やめさせるのにとても時間がかかるようになってしまいます。
そのため、ゴミ箱をあさる経験をできるだけなくすために、物理的にゴミ箱に接触できないように環境を整備しましょう。
犬が届く場所にゴミ箱を置かないようにしたり、ふたや鍵のついたゴミ箱を利用したり、ゲートを設置したりして、ゴミ箱あさりができないようにします。
これで根本的な解決ができるわけではありませんが、まずはゴミ箱あさりの楽しさやメリットを覚えさせないようにすることが大切です。
2.大きな反応を見せない
犬がゴミ箱をあさるのは、犬自身の気質や興味によるものではなく、飼い主さんの気を引くためにおこなっている場合もあります。
ゴミ箱をあさると飼い主さんは慌てて犬の元に駆け寄ったり、目を向けたりすることは多いと思います。
そうした飼い主さんの反応を見て、ゴミ箱あさりなどのいたずらをすると飼い主さんにかまってもらえるという学習をしてしまうことがあります。
飼い主さんにかまってもらうことが大好きな犬やコミュニケーション不足を感じている犬は、多少叱られてでも自分に目を向けさせようとするのです。
そのため、犬のゴミ箱あさりをやめさせたいのであれば、その姿を目撃しても大げさに反応しないように注意しましょう。
犬にかまうことなく淡々と片づけをするか、現行犯で見つけたときは犬が驚くような鋭い音などを立ててやめさせるようにしましょう。
3.食生活を見直す
犬がゴミ箱をあさる理由のひとつに、「お腹が空いている」「何か食べたいと思っている」ということも考えられます。
基本的に犬は、「食べられるときに食べられるだけ食べる」という習性を持つため、目の前に食べものがあれば食べたがるのも自然です。
食欲や食への興味・執着からゴミ箱をあさる犬の場合は、食生活を見直してみるのもいいでしょう。
まずは、食事量が十分足りているかを確認してみてください。
さらに、食事の満足感を高めるために、食事量や摂取カロリーを変えずに食事回数や食材を変えたりして工夫してみましょう。
犬がゴミ箱をあさる理由と危険性

犬がゴミ箱をあさってしまう理由には、単純な興味本位というだけでなく、過去の経験や本能的な気質も影響していることが考えられます。
そもそも家の中の色々なことに興味を持ち、イタズラをすることが多いタイプの犬は、ゴミ箱を漁るのも遊びや探索のひとつと考えているのでしょう。
特に家の中で退屈をしているときやストレスが溜まっているときに、気力や体力を持て余してそのような行動が増えることもあります。
さらに、お菓子の袋や化粧品のパッケージなどを捨てているゴミ箱は、においに興味を持ってあさることも少なくありません。
そして、ゴミ箱をあさったときに食べものの残りを見つけた経験などがあると、それを期待して何度もゴミ箱をあさってしまいます。
犬がゴミ箱をあさるのは、飼い主さんが困るということだけでなく、犬にとっても様々なリスクがあることを覚えておきましょう。
食べてはいけないものを誤飲・誤食してしまい、消化器官を傷つけてしまうこともありますし、中毒などを引き起こすこともあります。
煙草の吸殻や電池、竹串など危険なものを飲み込んでしまうと、最悪の場合命を落とす可能性もあるので、十分注意しましょう。
まとめ

犬は本能による習性や単純な興味から、ゴミ箱あさりをしてしまうことがあります。
決して珍しいことではありませんが、事故やトラブルを招く恐れがあるため、できるだけ早くやめさせるようにしましょう。
この記事で紹介した方法を参考にして、犬の性格や生活環境に合ったベストな対策を考えてみてください。



