犬の留守番で絶対やってはいけない『NG行為』5選 ひとりにさせる前に必ず確認すべきこととは?

犬の留守番で絶対やってはいけない『NG行為』5選 ひとりにさせる前に必ず確認すべきこととは?

かわいい愛犬とはできるだけ一緒にいたいものですが、仕事や学校の都合で一定時間お留守番させざるをえないという家庭がほとんどではないでしょうか。ですがお留守番中の愛犬の事故は後を絶ちません。こんなNG行為をしてしまってはいませんか?

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️危険!犬の留守番でやってはいけない『NG行為』

ケージの隙間からこちらを覗く犬

十分な飲み水を用意しない

動物が生きていくうえで欠かすことができないのが水分補給。お留守番の際に十分な飲み水を用意していかないのは絶対にNGです。

暑い夏の時期はもちろんですが、冬でも油断はできません。気温が高くなかったとしても、水分が不足することで熱中症になるリスクがあるからです。

手が届く場所に誤飲・誤食の危険のあるものを放置している

お留守番中の事故で怖いのが誤飲・誤食です。飼い主さんが見ていればすぐに取り上げたり吐き出させたり、動物病院に駆け込むなどの対処ができます。

しかし万が一、お留守番中に誤飲・誤食が発生してしまうと最悪の場合はそのまま呼吸困難や胃捻転、中毒などを引き起こし、命を落とすおそれもあります。

空調からの逃げ場がない

夏場や冬場には愛犬のためにお留守番中も空調機器をつけっぱなしにしておくという家庭が多いでしょう。

空調を使って気温や湿度を快適な状態に保つのはとても大切なことですが、場合によっては空調が効きすぎて、かえって暑すぎたり寒すぎたりすることがあります。

そんなとき、犬に自ら空調の風から逃れられるような移動の自由がないと、むしろ体調を崩してしまいかねません。

火災リスクをそのままにしている

犬だけでお留守番をしている間に火災が発生してしまうという事故も報告されています。

これには様々な原因が考えられますが、犬がキッチンに自由に入ってコンロのボタンを押せてしまうような状態にある、ストーブなど犬が接触して倒すと火災になる恐れのある暖房機器を使用しているなど、火災リスクを放置しておくことは危険です。

出かける前に声をかける

愛犬を置いて出かける際に「行ってくるね」「お利口にしててね」などと声がけをしていないでしょうか。

飼い主さんの気持ちとしてはわかるのですが、実は出かけるときには声をかけないのがベスト。声をかけてしまうと犬は「これからお留守番が始まる」と宣告されていると認識し、不安になってしまうからです。

️要チェック!愛犬をひとりにさせる前に

チェックリストのイメージ

飲み水を2箇所以上に置く

出かける際には飲み水が少なくなっていないことを確認するのはもちろんですが、帰宅が遅くなる、犬が飲み水をひっくり返してしまうなどのリスクを考慮し、飲み水は2箇所以上に置くことをおすすめします。

危険なものは遠ざけておく

誤飲・誤食してしまいそうなものは犬の手の届かないところにしまっておく、あるいはキッチンなど誤飲・誤食の発生リスクが高い場所には柵などを設けて犬が立ち入れないようにするなど、危険なものをそもそも近づけないという工夫と配慮が必要です。

ある程度のフリーエリアを設ける

犬は最も快適に過ごせる場所をよく知っています。そのためある程度のフリーエリアを設けておき、空調で室温が大きく変わった場合にも逃げられるようにしておくことが大切です。

室内フリーではなくケージでお留守番しているという場合には、空調の風が直撃しないようにする、ハウスの中に隠れられるようにするなど工夫をしましょう。

お留守番を悟られずに出かける

外出の準備をしている段階で、飼い主さんはなるべく出かけることを犬に悟られないように振る舞いましょう。

例えば犬におもちゃやおやつを与えて、それに夢中になっているうちにそっと出かけるというのも効果的です。なんとなく薄情な気はしてしまいますが、愛犬の心の安寧のためにはそれがベストなのです。

お留守番前にたくさん遊ぶ

愛犬をお留守番させる前にぜひ心掛けて欲しいのが、お留守番前に愛犬とたくさん遊ぶということです。

たくさん遊んだり長くお散歩したりすることで愛犬を疲れさせ、疲れて寝ている間にお留守番が終わってしまうとなれば、寂しさや不安を感じにくくなりますしイタズラで事故を起こす暇もありません。

️まとめ

玄関で待っている犬

犬は群れで暮らしていた性質上、ひとりぼっちが苦手でお留守番は大きなストレスを伴う可能性があります。

とはいえ現代日本で暮らす以上、多かれ少なかれお留守番は避けることができません。愛犬が安全・安心にお留守番できるよう、飼い主さんができることはしっかり確認しておきましょう。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。