️犬が尊敬している人に見せるサイン
アイコンタクトが取れる
アイコンタクトはしつけの基本中の基本です。トレーニングの結果としてアイコンタクトができるようになるのは当然ですが、犬の本能として、尊敬している相手の意図を読み取るために相手の目を見るという行動をとることがあります。「この人は何を考えているかな?」「どうしたら喜んでもらえるかな?」と探ろうとしているのです。
指示に従う
犬は誰の指示にでも従うわけではありません。私たちだって、尊敬していない相手に指示をされても従いたいとは思わないですよね。犬も一緒です。「オスワリ」「フセ」などの指示に愛犬が従順に反応するのは、相手を尊敬していて「この人になら従いたい」と思っているからに他なりません。
お尻をくっつける
ソファにくつろいでいるときやベッドに寝転がっているとき、おもむろに愛犬が寄り添ってきてお尻をくっつけてきたことはありませんか?人間の感覚では「相手にお尻を向ける」というのは失礼に当たる行為ですが、犬にとっては全く真逆。自分の死角であり弱点であるお尻をくっつけるということは、相手に背中を預けたのと同じ意味です。尊敬して信頼しているからこその行動なのです。
️あなたは大丈夫?犬からの信頼チェックポイント
指示に従ってくれるか?
愛犬が指示に従うかどうかは信頼関係を確かめるうえで非常にわかりやすく、重要なポイントです。アイコンタクトがとれるか、名前を呼んだらこっちに来るか、「オスワリ」「フセ」などにきちんと従うかを確かめましょう。
体を触らせてくれる
頭を撫でたりブラッシングをしたり、自由にスキンシップをとらせてくれるのは信頼してくれているからです。「攻撃をしてくるかもしれない」「嫌な場所を触るかもしれない」と信頼していない相手には体を触らせてはくれません。
あくびはうつるか?
実は人間から犬にもあくびがうつることがあるのを知っているでしょうか?あくびがうつるのは、犬が相手に共感を示している証拠です。つまり信頼している証拠なのです。あくびをした後には、愛犬の様子を確認してみましょう。同じようにあくびをしたら、それは共感を覚えてくれているといえます。
️犬に幻滅されない飼い主になるために
毅然とした態度をとる
愛犬に尊敬されるためには、良いことをしたときにはたくさん褒め、悪いことをしたときにはきちんと叱り、メリハリのある毅然とした態度をとることが大切です。フラフラしたわかりにくい態度の相手や、頼りない相手では尊敬できないですよね。
ブレない軸で接する
犬が同じことをしたときでも、気分の良いときには笑って許し、イライラしているときには強く叱りつけるなど、一貫しない態度で接していると犬は善悪の判断がつかず混乱してしまいます。また「この人の言うことを聞いても意味がない」と判断され、尊敬からはほど遠い状況になってしまうでしょう。
適度な距離感を保つ
近年では犬と飼い主の距離感が近すぎることが問題視されています。しかしそれぞれが相手に依存しすぎず自立していくためにも、適度な距離感を保つことが大切です。犬をかまいすぎず、犬がひとりになりたいときにはその気持ちを尊重してあげることが、より良い関係性を築くのに大切です。
️まとめ
「尊敬」と言うと何だか大袈裟なように感じますが、「信頼」と言えばわかりやすくなるのではないでしょうか。友達や家族だって、相手を「尊敬」しているからこそ関係性が成り立つのです。愛犬と長続きする関係を築くためにも、尊敬される飼い主を目指しましょう。