️要注意!犬が引き起こす火事のきっかけ
暖房器具を倒す
主要な原因の1つ目は、犬がぶつかるなどして暖房器具を倒してしまい、カーペットや木製の床に引火して延焼してしまうパターンです。灯油ストーブだけでなく、電気ストーブでも同様に注意が必要です。
暖房器具に物を落とす
暖房器具自体には犬が近づけないようにしていたとしても、犬が遊んでいた拍子に布製のおもちゃが暖房器具の熱源に当たってしまったり、干していた洗濯物や毛布が落ちて暖房器具に覆い被さってしまったりすると、そこから火災になってしまうリスクがあります。
コンセントをショートさせる
季節を問わず火災が発生するリスクとしては、電化製品をショートさせてしまうことが挙げられます。コードを噛む、コンセントを舐めるといった行動はもちろんのこと、犬のおしっこが電化製品にかかったことで発火してしまった事例もあります。またリチウムイオン充電器を犬がカミカミしてしまうこともあるため、要注意です。
コンロのボタンを誤プッシュする
『もふもふプッシュ』という言葉を知っていますか?名前だけ聞くと何だかほっこりしてしまいますが、実はこれは犬や猫が誤ってコンロのボタンを押してしまう行為のことで独立行政法人製品評価技術基盤機構も使用している言葉です。もふもふプッシュによる火災の事例は意外と多く、ペットの死亡事例もあるため認識しておくべきでしょう。
️火の用心!愛犬と安全に暮らすために
暖房器具は慎重に選ぶ
犬をお留守番させる時間があることがわかっている場合には、暖房器具を慎重に選ぶべきです。発火のリスクがある灯油ストーブや電気ストーブは避け、エアコンや温風機を選ぶのがより安全です。
電化製品はしっかりガードする
垂れ下がった電気コードはただでさえ犬の興味をそそるものです。特に噛み癖やイタズラ癖がある子の場合には、コードやコンセントを市販のカバーで塞ぐなどの工夫をすべきでしょう。また小型の家電は犬の手の届くところに置かない、家電や電気コードは犬のトイレから遠ざけるといったことも大切です。
台所には柵を設ける
もふもふプッシュのみならず、怪我や誤飲誤食の観点からも台所は犬にとって危険の多いエリアです。台所には柵を設けるなどし、犬が勝手に入ることができないようにしておきましょう。これはお留守番のときだけでなく、飼い主さんが在宅で料理をしているときでも同じです。
ガスの元栓を閉める
万が一、もふもふプッシュが発生してしまったとしても、ガスの元栓が閉まっていれば火災にまでは発展しません。家を空けるときの基本でありながら面倒になりがちな行為ですが、ペットと一緒に暮らす以上「ガスの元栓を閉める」は普段から心がけたいものです。
また同様に使用していない家電製品のコンセントはこまめに抜くということも習慣づけておきましょう。
お留守番中はケージに入れる
柵を設置したり、家電製品から犬を遠ざけたりすることがどうしても難しい場合には、お留守番中にはケージで過ごしてもらうようにすることが一番の安全策です。かわいそうに感じるかもしれませんが、ひとりぼっちのときに火事が起きて逃げられなかったらと考えれば、愛犬の命に勝るものはないはずです。
️まとめ
火事でペットが亡くなったというニュースはとても心が痛みますよね。犬が引き起こす火事の多くは飼い主さんが不在のときに起きています。不慮の事故を防ぐためにも、危険ポイントをしっかり認識して備えることが大切です。