犬界でモテる犬に共通する特徴とモテる理由
1.犬同士のコミュニケーション方法を知っている
子犬の頃から飼い主さんなどの人間としか接したことのない犬は、犬同士のコミュニケーション方法を知りません。しかし、モテる犬はきちんと犬同士のコミュニケーション方法を心得ています。
相手が挨拶しているのに怖がって逃げてしまったり、相手が嫌がっていることに気づけずに積極的にアプローチしてしまったりなど、相手が嫌がるようなことはしません。そして、相手ときちんと情報交換をし、お互いの相性を確認した上で仲良くなります。
2.穏やかな性格で常に落ち着いていられる
初対面の犬ともすぐに仲良くなれるモテ犬の多くは、穏やかな性格をしていて、どんな状況にも冷静に対応できることが多いです。臆病で神経質な犬は興奮しやすく、遊んでいてもエスカレートして喧嘩に発展してしまうこともありますが、穏やかで落ち着いた犬がいることで、相手の犬も興奮せずに穏やかにリラックスして遊べるようになります。
3.あまり自己主張しない
どんな犬からも好かれるモテ犬は、あまり自己主張をしないという点も共通しています。自己主張が強い犬は、相手の犬の反応を気にせずにガツガツとアプローチしてしまいがちですが、自分からアプローチするよりも相手からのリアクションに応えるという対応が多いため、嫌がられることが少ないのです。
4.相手に合わせた対応が取れる
体格や性別、年齢などの違いがあっても、モテる犬は相手に合わせた対応が取れるため、相手を怖がらせることがありません。例えば自分よりも小さい体格の犬と遊ぶときには、自分は伏せのような低い体勢を取ることで相手を威圧しません。子犬やシニア犬と遊ぶときにも、力の入れ方を加減して遊ぶことができます。
5.犬本来の自然な体臭
犬は、相手の情報の多くを”ニオイ”から得ることが知られています。人間では嗅ぎ分けられないような微かなニオイもしっかりと嗅ぎ分けられるため、相手の体臭やフェロモンから、年齢、性別、発情の有無や病気の有無などを知ることができるのです。そのため、人工的なニオイをさせているよりも、犬本来の自然な体臭の犬の方がより好まれる傾向にあるようです。
愛犬を人気者に育てるコツ
社会化トレーニングを行う
犬は、社会化期と呼ばれる生後3〜14週齢頃に経験したことをベースに、犬同士や人との付き合い方を学びます。またこの時期に多くの経験を積むことで、ちょっとした刺激で怯えたり神経質な反応を示さない、寛容でおおらか、穏やかな性格が形成されます。
この時期に、積極的に多くの犬たちと触れ合わせることで、犬同士のコミュニケーションを理解し、犬の世界での常識を身につけさせ、穏やかな性格の犬に育てましょう。この時期を逃してしまった犬にも、社会化トレーニングは可能です。時間はかかりますが、根気よく他の犬との交流を持たせるようにすると良いでしょう。
人工的なニオイの香料を使用しない
愛犬のシャンプーをはじめ、室内の芳香剤や洗濯用洗剤など、犬の体にニオイが付着するようなものには、強い香料が使われていないものを使うようにすると良いでしょう。できるだけ人工的で、きつい香りを使用しないことで、愛犬を犬からモテる犬にしてあげられるでしょう。
愛犬のお手本は飼い主の行動
愛犬を穏やかで落ち着いた性格に育てたいのであれば、まず飼い主さん自身が穏やかで落ち着いた性格になることが大切です。なぜなら、飼い犬のお手本は飼い主さんの行動だからです。
気が弱く神経質な飼い主さんを見て育った犬は、自然と気が弱く神経質な犬に育ってしまいます。社交的な愛犬を目指すのなら、飼い主さんご自身も社交的になるよう努めましょう。飼い主さんと愛犬の性格や行動は、お互いの写し鏡のようなものかもしれません。
まとめ
どんな犬からも自然と好かれる犬界でモテる犬には、下記のような共通の特徴があります。
- 犬同士のコミュニケーション方法を知っている
- 穏やかな性格で常に落ち着いていられる
- あまり自己主張しない
- 相手に合わせた対応が取れる
- 犬本来の自然な体臭
中には生まれ持った性質によるものもありますが、犬同士の社交性や落ち着いた性格、自然な体臭などは、飼い主さんのしつけ方や接し方で身につけさせられます。また、飼い主さんご自身の行動が、愛犬の良きお手本になります。そのことも意識しながら、愛犬を他の犬から好かれる人気者に育て、豊かで楽しい暮らしをさせてあげましょう。