犬がやりがちなお茶目な行動
犬と暮らしていると、写真や動画に残したくなるような、愛犬のお茶目な行動をよく目撃します。飼い主にとっては日常茶飯事であり、笑って過ごしているかもしれません。
犬のお茶目な行動の意味を考えたことがあるでしょうか。可愛い行動が思わぬトラブルを生むことも考えられます。
お茶目な行動をするときの愛犬の気持ちを知り、トラブル対策をしましょう。
1.飼い主の靴下やスリッパをくわえて逃げ回る
飼い主の靴下やスリッパをくわえて逃げ回るのは、犬がやりがちなお茶目な行動のひとつです。
飼い主が「返して~」と追いかけると、犬は必死に逃げ回ります。遊んでいるのだという認識で、愛犬のお茶目な行動を飼い主も一緒に楽しんでいるかもしれません。
2.ベッドやソファーをホリホリする
ベッドやソファーをホリホリするのは、犬がやりがちなお茶目な行動のひとつです。
体を休めたいとき、自分のベッドに入り、勢いよくホリホリすることがあります。ソファーに座っている飼い主の隣に来て、一生懸命にホリホリすることがあります。
中型以上の犬であると、ベッドやソファーに穴が開いてしまったり、ボロボロになってしまったりすることがあります。
3.床やマットをびしょ濡れにしながらお水を飲む
床やマットをびしょ濡れにしながらお水を飲むのは、犬がやりがちなお茶目な行動のひとつです。
大型犬だからかな?と思いきや、超小型犬でも変わらないようです。静かに飲んでいるように見えて、後で確認してみると、床がびしょ濡れ。対策としてマットを敷いていても、そのマットもびしょ濡れに…。
よく見てみると、愛犬の口周りもびしょ濡れになっていることがあります。
犬の心理とトラブル予防策
飼い主のニオイが染みついたものが大好き
犬が飼い主の靴下やスリッパをくわえて逃げ回るのは、飼い主のニオイが染みついたものが大好きだからです。飼い主のニオイは、犬にとっての安心感に繋がるものだからです。
逃げ回るのは、「構ってほしい」「甘えたい」「遊んでほしい」「注目されたい」などの気持ちからでしょう。
口に入れた靴下を思わず飲み込んでしまうことがあります。靴下に穴が開いてしまったり、スリッパがボロボロになってしまったりすることがあります。
壊されては困るもの、大切なもの、犬が誤飲誤食する可能性のあるものは、犬に届かない場所に片づける癖をつけることで、トラブルを防ぎましょう。
巣穴を掘って生活をしていた野生時代の名残
犬がベッドやソファーをホリホリするのは、巣穴を掘って生活をしていた野生時代の名残であると考えられています。
また、くつろぎたいとき、体を休めたいとき、ベッドやソファーをホリホリするのは、寝床作りでもあるとされています。「快適な寝床を作りたい」という気持ちなのです。
よくあるトラブルは、ホリホリする愛犬を叱ることで、犬がストレスを受けるということです。思いっきりホリホリすることができるよう、愛犬専用のベッドやクッションを与えましょう。
ただお水を飲みたかっただけ
床やマットをびしょ濡れにしながらお水を飲むことには、とくに犬の思惑はありません。犬にとっては、ただ普通にお水を飲んでいるだけなのです。
お散歩の後、運動の後、遊びの後、暑いときなどは、お水を勢いよく飲むことがあり、水が飛び跳ねてしまうことがあるでしょう。
また、お水を入れているボウルにも問題がある場合があります。深すぎる、浅すぎる、大きすぎる、小さすぎる、高すぎる、低すぎるなどです。
ボウルいっぱいにお水を入れていると、犬がお水を飲む勢いでこぼれてしまいやすいため、びしょ濡れになって困るときは、お水を入れる量を減らしてみるのも対策になるでしょう。
まとめ
犬がやりがちなお茶目な行動を3つ解説しました。
- 飼い主の靴下やスリッパをくわえて逃げ回る
- ベッドやソファーをホリホリする
- 床やマットをびしょ濡れにしながらお水を飲む
犬のお茶目な行動も、その行動をするときの犬の気持ちを知ると、トラブルの可能性があることや対策しなければならないことも考えることができるかと思います。
もしも愛犬のお茶目な行動にお困りのときは、その行動をするときの愛犬の気持ちを知って、愛犬の気持ちに配慮しつつ、安全対策やトラブル対策をしましょう。