『頭のいい犬種』ランキングTOP5
賢いといわれる犬たちは、本能的に持つ知能指数の高さや適応能力の高さ、指示に従う正確性や学習能力、記憶力など、あらゆる面で高い数値を出します。では、犬の中でも「頭のいい犬種」と言われるのは、どのような犬種なのでしょうか。
第5位 ドーベルマン
第5位に選ばれたのは、ドーベルマンです。元々警察犬や軍用犬として使役されるために改良されたこともあり、人間の指示を理解する能力や実行力、さらに高い集中力や忍耐力、状況を見て判断する能力が高い傾向にあります。
また、突発的なトラブルや危機にも対応できる本能的な勇敢さや賢さも持ち合わせているため、第5位に選ばれました。
第4位 ゴールデン・レトリバー
家庭犬としても人気の高いゴールデンレトリバーが第4位にランクインしました。彼らの場合、人間の声音や表情、行動などから感情を読み取り、その場にあった行動を取る共感性の高さや順応力の高さに目を見張ります。
また、学習能力も早く、教わったコマンドや指示を早い段階で覚え、実行に移すことができる作業や訓練における賢さでも高い評価を得ました。
第3位 ジャーマン・シェパード・ドッグ
第3位に選ばれたジャーマン・シェパード・ドッグ(通称シェパード)は、賢い犬と言われて最初に思い浮かべる人も多い犬種でしょう。
彼らは、犬の中でも非常に高い知能を持っており、指示されたことを理解する能力や実行の正確性、さらに学習能力の早さに関しては非常に賢い面をみせます。
複雑な指示もしっかり理解し、自分で考えて臨機応変に行動することができるので、実際の任務などでも状況を見て、自分で判断し行動に移せる賢さを持ちます。
第2位 プードル
意外に思われる方も多いかもしれませんが、愛玩犬として人気の高い可愛らしいプードル犬種が、実は第2位にランクインするほどの賢さを持ちます。
特に学習能力や記憶力に優れており、中には言われたコマンドやしつけを一度で覚えてしまう犬も珍しくありません。平均して、5回のコマンドトレーニングを行えば、多くのプードルはコマンドを完全習得すると言われています。
また、人間の感情を読み取る能力にも長けているため、家族やその他の人の顔色を見て、空気を読んだり寄り添うような姿勢をみせたりする行動を取る犬も多いです。
第1位 ボーダーコリー
第1位に輝いたのは、ボーダーコリーです。数々のドッグ大会でも優勝することの多い犬種で、指示に対する理解能力の高さや早さ、状況を見て自分で考えて行動できる適応能力の高さなど、あらゆる分野で賢さを発揮します。
また、問題や課題、障害があるときにも、自分で考えて問題を解決に導く能力に長けているため、自力で問題を解決することもあるでしょう。
ただし、ボーダーコリーに限らず、こうした賢さが悪い方向に働いてしまうこともあるので、しつけやコミュニケーションは適切に行う必要があります。
意外と知られていない賢い犬を飼う際の注意点
賢い犬たちは、その賢さゆえに飼い主を困らせる行動を取ることも珍しくありません。中には、飼い主の想像の上をいくような悪知恵を働かせることもあるので注意が必要です。
賢い犬を飼うときは、必ず飼い主と強固な信頼関係を築くことが最重要です。日々、コマンドトレーニングやスキンシップ、お世話などを通して、愛犬に「頼りになる存在」「この人の指示に従えば大丈夫」と認識してもらいましょう。
しっかりコマンドや問題行動を抑制するしつけを行い、飼い主が賢い愛犬をコントロールできるように日々努めることが重要です。ストレスも問題行動の原因になるので、ストレスサインを見逃さず、ストレスを慢性的に溜めないような生活環境を整えてあげてください。
まとめ
ある調査に基づく頭のいい犬種ランキングを紹介しましたが、あくまで犬種ごとの傾向を考慮したランキングです。犬種の中でも1匹ずつ個性は大きく異なるので、賢い犬もいれば、ちょっぴりお間抜けな行動を取る犬もいるでしょう。
もしも賢い犬をお迎えした場合は、飼い主が愛犬に振り回されないよう、トレーニングなどを通じてしっかりコミュニケーションが取れるようにしつけを徹底してください。