『吠えている犬』への絶対NG行為4選 余計に鳴くようになる飼い主の行動や正しいしつけまで

『吠えている犬』への絶対NG行為4選 余計に鳴くようになる飼い主の行動や正しいしつけまで

犬は吠える動物ですが、あまりに吠えが続くとストレスになったり近所迷惑が気になったりします。ですが、対処法を間違えると吠えを助長することにもなりかねません。あなたは吠えている犬にこんな対応をしていませんか?

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️絶対ダメ!吠えている犬へのNG対処法

ケージの中で吠える犬

要求にすぐに応える

ごはんや散歩を要求して吠える「要求吠え」はよくあるパターンです。つい親心で要求に応えてしまうと、犬は「吠えれば要求が通る」と学習して行動がエスカレートするため、むやみに応じるのは避けましょう。

ただし、トイレや体調不良など本当に緊急で必要な場合は別です。状況を見極めて対応してください。

反応する

「何?」と声をかけたり、叱ったりすることも、犬にとっては反応の一つと受け取られます。叱責であっても注目を得られることで強化されるため、吠えた瞬間に大げさに反応するのは避けましょう。

むやみに近づく

警戒や威嚇を伴う吠えの場合、むやみに近づくのは危険です。警戒吠えは「これ以上近づくな」という警告であり、無視して距離を詰めると咬傷につながることもあります。まずは距離を取り、安全を確保してください。

安易な天罰方式

大きな音で驚かせる、強い不快刺激でやめさせるといった方法は、一時的に効果があっても恐怖やストレスを招き、信頼関係を壊す可能性があります。

最近は推奨されないことが多く、専門家の指導なしに行うのは避けましょう。

️吠えている犬への正しいしつけ

トレーニングしている犬と女性

要求吠えは徹底的に無視

要求吠えには目を向けない、声をかけないなど、一貫して無視することが効果的です(ただし安全・衛生上の必要がある場合や、犬が緊急のサインを出している場合は別です)。無視の際も安全を最優先にし、飼い主が落ち着いて行うことが重要です。

オスワリで切り替える

基本コマンド(「オスワリ」「マテ」など)を確実に教えておけば、吠えたときにコマンドで行動を切り替えられます。指示に従って静かにできたら、すかさず褒める・報酬を与えることがポイントです。

強制ではなく、学習として落ち着いた行動を定着させましょう。

無駄吠えはストレス発散を

原因がはっきりしない無駄吠えは、運動不足・退屈・不安などのサインであることが多いです。散歩や遊びを増やす、知育玩具を与えるなどしてエネルギーやストレスを発散させてあげましょう。

突然の増加や他の異常(ぐったり・食欲低下など)がある場合は、まず獣医師に相談してください。

警戒吠えは社会化訓練

警戒吠えは「恐怖や不安」によることが多く、無理に近づけて慣らすのは逆効果です。

相手に慣らす際は少しの刺激から始めて徐々に慣らす(脱感作)と同時に、その刺激と良いこと(おやつなど)を結びつけるカウンターコンディショニングが有効です。攻撃性が強い場合は専門家に相談してください。

️まとめ

吠えかかる犬

吠えること自体は犬の自然な行動です。大切なのは「なぜ吠えているか」を見極め、状況に合った対応を行うことです。

即座に要求に応える、感情的に叱る、安易に強い刺激で押さえつけるのは避け、基本は「安全確保→原因の特定→正しい学習(無視・コマンド切替・社会化・運動)」です。

変化が急だったり手に負えない場合は、獣医師や信頼できるドッグトレーナーに相談しましょう。

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