犬が『嬉しくてたまらない』ときに見せる仕草
1.尻尾をブンブン振る
犬は嬉しいときに尻尾を振ります。特に嬉しくてたまらないときは、尻尾を立ててブンブン振って喜びを表現します。おしりごと振る犬もいますね。
大抵は嬉しいときに見られますが、警戒しているときにも尻尾を振ることがあります。
2.吠える・鳴く
犬は嬉しいときに「ワンワン」や「キューンキューン」といった声を出します。尻尾を振りながら目を輝かせて鳴く犬はかわいらしいですね。
表情は口角が上がって、人間と同じような笑顔になります。しかし、笑っていると思ったら徐々に鼻にしわを寄せて、威嚇の表情になることもあります。
飼い主は犬の表情をよく見て、愛犬が威嚇の表情になっていたら相手から離れてトラブルにならないようにしてください。
3.飛びつく・飛び跳ねる
犬は嬉しくて興奮すると相手に飛びついたり、その場で飛び跳ねたりします。大好きな人が来たときや美味しいものをくれる人の前ではよく見られます。
かわいらしいのですが、犬に慣れていない人は飛びつかれると驚いてしまいます。飼い主はいざとなったら犬を抑えられるよう、構えておかなければいけません。
4.走り回る・尻尾を追いかけて回る
犬は走り回って嬉しさを表現します。狭い範囲をグルグル走る、自分の尻尾を追いかけて回る、飼い主に向かってダッシュするといった仕草は多いです。
嬉しいときに見られますが、おしりに違和感があるときや認知症のときにも見られる症状です。
犬が嬉しいときに注意すべきポイント
他人に飛びつかせない
犬が嬉しさのあまり飛びつくと、相手によってはケガをさせてしまうことがあります。相手が子どもや高齢者であれば転倒して大ケガをするかもしれません。
中型犬や大型犬は特に注意が必要です。大好きな人が来て犬が嬉しくて飛びつきそうと思ったら、飼い主は犬に声をかける、オスワリをさせるなどして落ち着かせてください。
犬の足腰に負荷をかけない
犬が二本足で立ち上がってジャンプするのは足腰に負荷がかかります。特に体重の重い大型犬はやらせるべきではありません。
小型犬であっても高齢であれば足腰を痛めやすいです。嬉しくて飛び跳ねる癖がある犬には、立ち上がる前に声をかけて興奮を抑えるようにしましょう。
他の犬に噛みつかせない
犬は興奮しすぎると、思わず噛んでしまうことがあります。犬同士で遊んでいるときでも、力が入ると相手を噛んでしまうことがあります。
たくさんの犬が集まるドッグランでも、愛犬からは目を離さないようにしましょう。トラブルが起きそうだと思ったらすぐに止めに入ってください。
病気があるかどうか調べる
犬は肛門腺炎などの病気があるとおしりを気にすることが多いです。またおもちゃなどの異物を飲み込んで排泄されるとき、肛門で詰まって気にすることもあります。
また認知症の犬は同じ場所をグルグル回る、壁にぶつかっても歩き続ける、夜泣きをするといった症状が見られます。おかしいと感じたら動物病院を受診しましょう。
まとめ
犬が喜んでいる姿はかわいいですが、調子に乗ると犬も人もケガをしてしまうことがあります。飼い主は愛犬が過度に興奮しないよう気を配りましょう。
また愛犬は好奇心旺盛なのか、慎重な性格なのかをわかっておくと他の犬や人とのトラブルも避けやすくなります。
愛犬の性格を理解するためには、やはり日頃からよくスキンシップをとることが大切です。一緒に過ごす時間が長いほど犬も人も互いのことがわかるようになってきます。
頼れる飼い主になって愛犬をたくさん笑顔にしてあげてください。