犬が行きたがらない『嫌いな場所』4選 嫌がる理由から飼い主ができる対処法まで

犬が行きたがらない『嫌いな場所』4選 嫌がる理由から飼い主ができる対処法まで

慣れない場所や初めての場所を苦手とする犬は、少なくありません。この記事では、犬が行くのを嫌がりやすい場所やその理由、飼い主が取るべき対応について解説します。

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1.動物病院

診察を受けている犬

犬が行きたがらない嫌いな場所として、多くの飼い主さんが思い当たるのが「動物病院」だと思います。

もちろんすべての犬が動物病院が嫌いなわけではなく、むしろ好きな先生やスタッフがいて行きたがるという犬もいるでしょう。

動物病院は愛犬の健康を守るために定期的に通う必要がありますし、飼い主さんも連れて行くのが億劫ではない場所であるべきだと思います。

嫌がる理由と適切な対応

そもそも犬が動物病院を嫌がるのは、どうしても痛いことや不快感のあることをされがちな場所だからです。

体の状態を診るために、体を固定されたりあちこち触られたりすることが多いですし、注射や治療で痛みを感じることもあるでしょう。

人間の場合はその痛みや不快感が病気を治したり防いだりするために避けられないものだと理解していますが、犬はそうではありません。

なぜそのようなことをされるのかわからず、動物病院ではただただ嫌な思いをさせられたと感じてもおかしなことではないと思います。

犬が動物病院を嫌がらないようにするために、注射や治療など以外でも動物病院に通うようにするといいでしょう。

定期的に検診に行くなどして「行ったけど嫌なことはなかった」という経験をさせることが大切です。

また、獣医師や看護師、スタッフなどになでてもらったりおやつをもらったりといった経験をさせてあげると、病院に対するイメージがよくなります。実際の病気や怪我でないときに、迷惑でないようであれば協力してもらいましょう。

すでに苦手意識を持ってしまっている場合は、病院に入らず入り口の前まで行っておやつを食べて帰るだけでもOKです。

2.トリミングサロン

カットされている犬

動物病院と同様、犬にとっては行く必要があるものの、行くのを嫌がりやすい傾向がある場所が「トリミングサロン」です。

トイプードルなどこまめなケアや定期的なカットが必要な犬種は、月1回程度トリミングサロンに行くこともあるでしょう。

また、被毛のカットは不要な犬の場合でも、シャンプーや爪切り、耳掃除などのために行くこともあると思います。

これらのグルーミング自体が苦手な犬は、家庭で行うのがむずかしいため、トリミングサロンでプロの手に任せるということもあるのではないでしょうか。

嫌がる理由と適切な対応

トリミングサロンが苦手な犬は、そもそもシャンプーや爪切りなど自体が苦手ということが多いでしょう。

苦手なことをされる場所を嫌いになるのは、ごく自然なことだと思います。

また、トリミングサロンでは知らない人に体のあちこちを触られたり、高い台に乗せられたり、大きな音のするドライヤーをかけられたりするため、怖いと感じる犬もいます。

トリミングサロンを嫌がらないようにするために、日頃から自宅でこまめにボディケアの練習をしておくといいでしょう。

3.人混みや騒がしい場所

人混みの中の犬

飼い主さんは愛犬と色々な場所に出かけようとしたり、たくさんの経験をさせてあげたいと思ったりすると思います。

しかし、出かける先によっては犬のストレスになってしまうことがあります。

特に注意したいのが、混雑している場所や大きな音のする場所です。お祭りや商店街、ショッピングモールなどは、犬が不安や緊張を感じやすいので、飼い主さんは楽しくても無理に連れまわさないようにしましょう。

嫌がる理由と適切な対応

犬が知らない空間や知らない人が苦手な場合、人がたくさん集まっている場所を苦手に感じやすいと思います。

人混みではいつも以上に人との距離が近かったり、人混みの中でぶつかったり踏まれたりすることもあります。また、大きな音や突発的な音がすることも多く、それらが犬のストレスになってしまうこともめずらしくありません。

愛犬とお出かけするのであれば、まずは犬の性格を見極めて、どのようなところでリラックスして楽しめるのかを判断するようにしましょう。

人混みなどが苦手な犬をそういった場所に連れて行かなければならないときは、カートやキャリーバッグなどを利用することをおすすめします。

4.交通量が多い場所や線路脇

リードを引っ張っている犬

犬が散歩などで行きたがらなくなりやすいのが、交通量の多い道路や線路脇だとされています。

車やバイク、電車が近くを走り抜ける場所は、犬が不安やストレスを感じやすいので、足早に通り過ぎようとしたり避けようとしたりすることがあります。

なかには、不安感や警戒心、または狩猟本能から、走っているものに対して激しく吠えかかったり追いかけようとしたりする犬もいるので注意が必要です。

嫌がる理由と適切な対応

犬がこれらの場所を嫌がるのは、自分の近くを大きなものが走り抜けることに恐怖心を感じやすいからです。

特に地面から近い場所にいる犬は、車やバイクの車輪が近いため、人間以上に怖いと感じる可能性があります。

その他にも、低く響くエンジン音や金属音などは犬の聴覚を刺激し、不安感や恐怖心を高めることも考えられます。

こうしたものに警戒心を持つことは自然なことですが、極度に怯える様子があれば、社会化トレーニングで少しずつ慣らしてストレスを減らしてあげることも必要です。

まとめ

道で伏せている犬

犬は様々な理由で、苦手な場所や嫌いな場所ができてしまうことがあります。

自分の安全を守るために警戒心を持つことは、動物として自然なことですが、必要以上の不安や緊張はストレスになってしまうことも考えられます。

愛犬の気持ちを理解して寄り添いながらも、社会化トレーニングなどを通して、愛犬の苦手を少しずつ軽減してあげましょう。

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