犬にとって最適な散歩コースの選び方
1.舗装された平らな道
舗装された平らな道は、犬にとって最適なお散歩コースです。
「平らな道」というとアスファルトを思い浮かべるかもしれませんが、しっかりと整地された土の道も含まれます。
平らな道は足腰や関節に余計な負担がかからないため、子犬から老犬まで安心して歩けます。とくに筋力が落ちてきたシニア犬や関節に不安がある犬におすすめです。
また、見通しが良いため、落ちている危険物や近づいてくる犬・人を飼い主がすぐに発見できるのも大きなメリットです。
散歩中のトラブルを未然に防ぐためにも理想的なコースだといえるでしょう。
2.緩やかな坂道
緩やかな坂道も、犬にとって適度な運動ができる最適なお散歩コースです。
傾斜のある道では、犬はバランスを取りながら歩くため、筋力アップだけでなく脳へのよい刺激にもつながります。「平らな道では物足りないな」と感じる犬におすすめです。
ただし、重要なのは“緩やか”であること。急な坂道は小型犬や足腰の弱い犬にとっては大きな負担になってしまいます。
チワワやポメラニアンなど足腰が強くない犬種は、歩きたがらないときは無理せず抱っこしてあげましょう。
また、呼吸器に持病がある犬は坂道で呼吸が荒くなることがあるので、様子を見ながら歩かせることが大切です。
3.幅が広い道
道路や歩道を歩く際は、幅の広い道を選ぶのがおすすめです。
車やバイク、自転車とすれ違うとき、狭い道だと怖さを感じたり事故のリスクが高まったりします。とくに音のない自転車は突然近づかれるとヒヤッとしますよね。
また、他の犬や歩行者とすれ違う際も、幅のある道であれば距離をしっかり取ることができます。思わぬトラブルを避けるためにも、なるべく広い道を選びましょう。
とくに交通量の多い狭い道路は避けるようにするのが安心です。
4.草や芝が生えている道
草や芝の生えている道は、犬にとって楽しいだけでなく体にもやさしいお散歩コースです。
芝生はクッションのような役割を果たし、足腰への負担を和らげてくれます。さらに、草や芝の匂いは犬の本能を刺激し、夢中になってクンクンと嗅ぎたがるもの。単なる運動だけでなく、心の満足感も得られるでしょう。
ただし、草が伸びすぎている場所は要注意。視界が悪くなり、落ちている危険物や他の犬・野生動物の糞尿に気づきにくくなります。
安全のためにも、管理が行き届いた場所を選ぶようにしましょう。
まとめ
犬にとって最適な散歩コースの選び方を4つ解説しました。
- 舗装された平らな道
- 緩やかな坂道
- 幅が広い道
- 草や芝が生えている道
田舎暮らしでは未舗装の道が多く、足腰に負担をかけたり肉球を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
逆に都会ではアスファルトばかりで夏は地面が熱くなり、散歩できる時間帯が限られるという悩みもあります。
そんなときはペットカートや抱っこを活用し、安全な場所まで移動してから歩かせるのもひとつの方法です。
暮らしている環境に合わせて、愛犬が安心して楽しめる最適な散歩コースを探してあげてくださいね。