犬が吠えておねだりしてくる心理

1.食べ物が欲しい
おやつを出す音や、飼い主さんが美味しそうなものを食べている時に、愛犬が吠えることはよくあります。「おやつ」「ごはん」といった言葉に、犬が敏感に反応することも多いでしょう。
特に成長期の子犬はお腹が空きやすく、「ごはんちょうだい!」と吠えて要求することがあります。もし愛犬が頻繁に吠えて食べ物を要求するようであれば、普段のフードの量が足りていないか、食事の時間が適切でない可能性を考えてみましょう。
2.寂しい・不安
飼い主さんが出かける時や留守番中に吠える犬は、「一人にしないで」「寂しいよ」と訴えています。
寂しがり屋の犬は多いですが、飼い主さんが少し他の部屋へ行っただけでも吠える場合は、精神的な不安を抱えているかもしれません。過去に飼い主さんと離別した経験や、捨てられた経験などがトラウマになっている犬によく見られます。
3.遊びたい・かまってほしい
犬は人間の子どものように、遊んでほしい時や飼い主さんに注目してほしい時に吠えて要求します。飼い主さんが仕事や家事をしている最中に、愛犬が騒いで困ってしまうという経験がある方もいるのではないでしょうか。
また、犬がいたずらをして部屋を散らかした後、一時的にケージに入れると「ここから出して!」と吠えることもあります。
犬が吠えて要求してきたときの対処法

食事や水を与える
もし愛犬が空腹のために夜中や早朝に吠えるようであれば、まずごはんやおやつ、水を与えてみましょう。ただし、これは一時的な対応であり、根本的な食生活の見直しが必要です。
ドッグフードのパッケージに記載されている給与量の目安は、あくまで平均的なものです。犬種や個体差によって適切な量は異なります。飼い主さんが適量だと思っていても、愛犬には足りていない可能性もあります。愛犬の体格や便の状態などを観察しながら、フードの量を調整してあげてください。
また、食事の間隔が長く空きすぎると、犬はお腹が空いてしまいます。一日のフードの総量は変えずに、食事の回数を増やしてみるのも有効な対策です。
短時間の留守番の訓練をする
飼い主さんの姿が見えなくなると吠える犬には、短時間の留守番の練習から始めましょう。まずはゴミ出しなど、数分程度の外出から慣らしていきます。
寂しさや不安から吠えてしまう犬も、飼い主さんは必ず戻ってくるということを理解すれば、徐々に落ち着いて過ごせるようになります。
留守番中に吠えずにいられたら、帰宅後にはしっかりと褒めてあげましょう。また、愛犬の近くに飼い主さんの匂いがついた物を置いたり、他の部屋から飼い主さんの声が聞こえるようにドアを開けておいたりするのも、安心させるために有効です。
トラウマを抱えている犬の場合は、焦らずに少しずつ留守番の時間を延ばしていくことが大切です。
運動量を増やす・長時間遊べるおもちゃを与える
犬は一日の大半を寝て過ごしますが、十分に体を動かせていないと、余った体力を吠えることで発散しようとすることがあります。犬種によっては、一日に1~2時間の散歩が必要な場合もあるため、散歩の時間を延ばしてみましょう。
もし散歩に飽きているようであれば、いつもと違う道を選んだり、土の上や坂道など様々な場所を歩いたりして、変化をつけてみてください。足元の感触や匂いの変化は、犬にとって良い刺激になります。
室内では、犬が長時間一人で遊べるおもちゃを与えてみましょう。鹿の角や丈夫な木の棒、知育玩具など、ペットショップには様々な種類のおもちゃがあります。ただし、誤飲には十分注意し、愛犬の大きさに合った安全なおもちゃを選んであげてください。
まとめ

犬が吠えるのは、普段の生活の中だけでなく、病院やペットホテルを利用する時、災害時の避難時など、様々な場面で周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。
犬が吠えるのには、必ず何らかの理由があります。私たち人間は「無駄吠え」と感じてしまうかもしれませんが、犬にとって無意味な吠えは一つもありません。
愛犬が吠える原因を探り、その原因を取り除くことができれば、吠える行動は自然と治まるでしょう。犬も飼い主もお互いに過度に依存せず、程よく自立した関係を築いていきたいですね。



