『犬を飼うのに向いていない人』の共通点5選 ワンコを不幸にする人の特徴とは?

『犬を飼うのに向いていない人』の共通点5選 ワンコを不幸にする人の特徴とは?

犬は私たちに癒しや楽しさを与えてくれる大切なパートナーですが、飼い主側の姿勢や環境によっては、犬が不幸になることもあります。今回は「犬を飼うのに向いていない人」の共通点を5つ紹介します。犬と人間が幸せに暮らすために必要な心構えについて考えるきっかけになれば幸いです。

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1.金銭的余裕がない人

助けを求める2匹の犬

犬を飼うのにどれくらいのお金がかかるか知っていますか?ある調査によると年間の出費として、小型犬は約32万円、中型犬は約38万円、大型犬は約48万円との結果が出ています。

このうち、15〜20%ほどを医療費が占めており、年齢とともに増えていく傾向です。突発的な病気やけが、慢性疾患が見つかった場合は、さらに医療費がかかります。

金銭的な余裕がない状態で犬を迎えると、必要な治療を受けさせられなかったり、良質なフードや安全な用品を与えることができなくなります。これらは犬にとっては命に関わる問題です。

犬を迎えるには、人間の生活費と犬の飼育費用、突発的な出費に耐えられる備えが必要になります。「少し節約をすれば」と考える人もいるかもしれませんが、節約をしなくても良い状況になってからお迎えするのが理想です。

2.部屋が汚れるのが嫌な人

渋い顔で床のお掃除をする飼い主と犬

犬を飼えば、部屋がいつもきれいな状態を維持するのは無理があるでしょう。抜け毛の多い犬種の場合は、毎日掃除をしてもソファーやカーペット、服にも毛が付着します。さらに、食べこぼしやトイレの失敗、イタズラなど、それこそ汚れる要素しかないと言っても良いかもしれません。

もし「家の中が汚れるのは絶対にイヤ」「掃除に時間をかけたくない」と感じるなら、残念ながら犬との生活には向いていないと断言します。

無理にお迎えしても、犬が部屋を汚すたびに飼い主さんがイライラしたり、叱ったりするようになってしまうでしょう。そんな状況では、犬も飼い主さんも落ち着いて暮らすことが望めるとは思えません。

3.感情的になりやすい人

叱られている犬

犬は言葉が通じない代わり、人間の声のトーンや態度、表情に非常に敏感です。感情的に怒鳴ったり、手を上げたりすることは、犬にとって恐怖でしかなく、信頼関係を壊す原因になります。

トイレの失敗やイタズラなどで、ついイライラしてしまうことはありますが、それをそのままぶつけてしまう飼い主では、犬は安心して暮らすことができません。しつけや対応には冷静さと根気が必要です。

感情的に怒られるのが日常になると、犬は飼い主さんを怖がるようになったり、自信を持てなくなったりします。

そもそも、感情的に怒っても問題は改善されませんし、かえって悪化する原因にもなりかねないのです。

4.犬のことを勉強したくない人

読書中に寝落ちした犬

犬を飼うときには勉強することがたくさんあります。たとえば、その犬種の特性やしつけ、健康管理、食事、病気などです。

「可愛いから」「癒されたいから」という気持ちだけで犬を迎えても、知識がなければ適切な世話はできず不幸にしてしまうかもしれません。間違ったしつけで問題行動を誘発したり、誤った食事管理で健康を害したりする可能性もあります。

また、年齢や体調、季節によっても犬のケアは変わっていきます。そのため、犬の生活の質を守るには、知識を常にアップデートすることが求められるのです。

情報に対して無関心な人や「めんどくさい」と感じる人には、犬との暮らしは重荷になってしまう可能性が高いでしょう。

5.犬優先の生活ができない人

スマホに夢中の女性と犬

犬と暮らすためには、自分の生活スタイルをある程度犬に合わせる必要があります。

たとえば、散歩は毎日のルーティンですし、旅行や外泊には犬の世話や預け先の手配が必要になります。犬が体調を崩して、予定を変更しなければいけなくなるなんてことも、あるあるです。

また、仕事が忙しくて家を空けがちの人、休日は自分の都合を最優先したい人は、犬との生活はおすすめできません。

犬は長時間の留守番や孤独にストレスを感じやすい動物です。犬優先の生活リズムや住環境を整えられない人は、犬を精神的に追い込んでしまうことにもなりかねません。

まとめ

床に伏せている犬

犬をお迎えするなら命を預かるという強い責任と覚悟が必要です。大型犬で10年前後、小型犬ならおおよそ15年にわたって一緒に暮らすことになります。その間すべての責任を負うことになるのが飼い主さんです。

もし、今回紹介した「犬を飼うのに向いていない人」の特徴にひとつでも当てはまるなら、残念ながらまだ犬をお迎えできる状態ではありません。まずは、自分の生活や考え方を見直すことをおすすめします。

どうしても環境を整えられない場合、犬のためにもお迎えを諦めるという決断も必要です。

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