犬に『悪人』だと思わせてしまうNG行為とは?
初対面の犬と触れ合うとき、あなたはどういった行動をとりますか?犬と暮らした経験がなければ、戸惑ってしまう人も多いはずです。犬飼いさんであれば、犬との接し方も心得ているかもしれません。
今回は、犬が『この人は悪い人だ!』と思ってしまうNG行為をご紹介します。犬と仲良くなりたい人、今以上に愛犬と絆を深めたい飼い主さん必見です。
1.大声で話しかける
犬はより遠くの音や小さな音も聞き分けることができ、その聴覚は人間より約4倍も優れているといわれています。雷や工事音が苦手な犬が多いのはそのためです。
「元気いっぱい話しかけよう!」とついつい大きな声を出してしまいがちですが、犬が必要以上に警戒心を抱いてしまうNG行為です。『この人悪い人だな…』と距離を取られてしまう可能性があります。低い声が苦手な犬も多いため男性はより気を配る必要があるでしょう。
2.死角から触る
犬は自分の気が付かないところから急に触られることがとても苦手です。わたしたちも急に後ろから肩を叩かれると驚いてしまいますよね、犬も同じです。
もともと犬は警戒心が強いため、その驚きはわたしたちの想像以上でしょう。犬の名前を呼んでから触るなど存在を認識してもらってから撫でることが大切です。
さらに犬は予測不能な行動をとる人も苦手です。突然声を出したり、急に動き出すと『何事!?』とびっくりしてしまいます。小さな子どもを苦手とするワンコは、予測不能な行動をとりがちなことも原因のひとつでしょう。
3.構いすぎる
たくさんスキンシップをとろうと犬を構い過ぎるのもNG行為です。悪人というよりは印象を悪くしてしまいます。初対面の犬だと『馴れ馴れしいなぁ』と距離をとられてしまうでしょう。
人が好きなフレンドリーなワンコもいますが、関係性が築けるまでは構いすぎることは控えた方が良いでしょう。飼い主さんとコンタクトをとりながらスキンシップを図ると良いですね。
4.犬が苦手な匂いを身にまとう
犬の嗅覚は人間の数千倍~数万倍ともいわれており、匂いには非常に敏感な動物です。散歩中に地面や草むらをクンクンする「クン活」も犬にとって大切な情報収集なのです。
そのため、犬は香水やタバコ、アルコールなど刺激の強い匂いを不快に感じます。敏感なワンコは柔軟剤や柑橘系の匂いにも反応を示します。不快な匂いをまとっていると『近づきたくない人』と認定されてしまう可能性があります。
5.飼い主さんと喧嘩をする
犬にとって飼い主さんは絶対的な存在です。そんな信頼を置いている飼い主さんと喧嘩をしている場面を目の当たりにした犬はどう思うでしょうか?おそらく『飼い主さんの敵!悪人だ!』と捉えてしまう可能性が高いでしょう。
よって、飼い主さん相手だけではなく、犬の前で喧嘩や口論するのはやめましょう。喧嘩しているつもりはなくても、前述したように大きな声や低い声を出すだけでも悪人認定されてしまう恐れもあります、気を付けてください。
犬の心を開いてもらうためにできることとは?
犬と仲良くなり心を開いてもらうために実践してほしい行動があります。ぜひ以下のポイントを心がけて犬と接してみてください。好意的な反応が返ってくるはずですよ。
- 高めの穏やかな声で話しかける
- しゃがんで目線を合わせる
- 動作はゆっくりと
- おやつを与える
- 嫌がっているときは無理強いしない
これらの行動を実践するだけでもワンコの気持ちは随分と好意的になるはず。愛情を持って接することと、犬によって個性や性格はさまざまですので飼い主さんに確認を取りながらスキンシップを図りましょう。
まとめ
「犬と仲良くなりたい」「今以上に愛犬に信頼されたい」そう思う方は、ぜひ今回の記事を参考に犬と接してみてください。
一度「悪人」認定されてしまうと、信頼回復には相当の時間がかかります。正しいスキンシップで犬との仲を深めましょう。