『洋服を着せた方がいい』犬種3選 服が役立つシーンや着せるときの注意点まで

『洋服を着せた方がいい』犬種3選 服が役立つシーンや着せるときの注意点まで

昔から「犬に洋服を着せない方がいい」「着せてもいい」という議論が行われてきましたが、実際は寒暖差などに対応するため、着せた方がいい犬種もいます。本記事では、洋服を着せた方がいい犬種や服が役立つシーン、さらに着せるときの注意点をまとめました。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

「犬に洋服は必要か」議論

服を着て振り返る犬

昔から「犬に服を着せるなんてかわいそう」「犬に服を着せる必要はない」といった議論がなされてきましたが、現代の見解では、「必要に応じて服を着せてあげると健康を守れることもある」という見方が増えてきているように感じます。

また、日本は夏と冬の気温差が激しいため、熱中症予防や日差し予防、さらに寒さ対策として服を着せることも増えてきました。

犬の服が役立つシーンとは

服を着て落ち葉を踏み締める犬

では、具体的にどのようなシーンで犬の服が役に立つのでしょうか。

  • 夏場にクールベストで暑さ対策する
  • 冬場に服を着せて防寒する
  • 皮膚疾患や術後などにかきむしり防止として
  • 屋外での水遊びにライフジャケットを着用する
  • 草むらで虫刺され予防のために着用する

上記のようなシーンでは、犬用の服がとても便利です。特に夏場は、レジャーを楽しむご家庭も多いでしょう。状況に応じて適切な服を着せてあげることで、虫刺されや紫外線防止、暑さ対策にもなりますよ。

『洋服を着せた方がいい』犬種3選

イタリアングレーハウンド

犬種によって洋服を着せた方が健康を守れる犬が存在します。ここでは、洋服を着せた方がいいと言われている犬種とその理由をみていきましょう。

1.イタリアングレーハウンド

イタリアングレーハウンドは、非常に細身で短毛な犬種です。また、筋肉はあるものの、他の犬種に比べて体脂肪も少なめなので、紫外線や寒さに非常に弱い傾向にあります。

特に冬場は、少しずつ肌寒くなってきた時期から寒がる様子をみせるため、外へと散歩に連れ出す際は、必ず防寒対策のために服を着せてあげましょう。

2.チワワ

チワワは犬の中でも極小犬種として知られています。超小型犬に分類される犬種は、他の犬よりも体温調節が苦手な傾向があり、チワワも例外ではありません。

特に寒さに弱い傾向が強く、冬には厳しい寒さで外に出たがらないチワワも多いでしょう。しっかり服で防寒対策を施して、体に負担がかからないよう散歩してあげてください。

3.フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグも短毛犬種であり、また短頭犬種なので暑さにも弱い犬種です。その時期の気温に合わせて暑さ対策用の服を着せてあげたり、寒さ対策用に防寒着を着せてあげるなど配慮しましょう。

また、皮膚がデリケートな犬種です。紫外線の強い時期や虫刺されの心配がある時期は、薄手のメッシュ素材の服などを着せて皮膚を守ってあげましょう。

犬に服を着せるときの注意点とは

犬用の服

犬に服を着せるときは、以下の注意点を守って着せてあげましょう。

  • 嫌がっているときは無理強いしない
  • 愛犬の体格に合ったサイズのものを選ぶ
  • 装飾品が多い服は避ける
  • 季節や気温に合った素材の服を着せる
  • 皮膚トラブルが発症しているときは獣医師に相談する
  • 屋外から帰宅したら基本的に服を脱がせる

最初は服を着ることに抵抗感を覚える犬が多いです。そのため、無理強いはしないようにしましょう。

しかし、手術をした後は手術痕をいたずらしないよう服を着用するように指示されることもあるため、普段から少しずつ服を着ることに慣れさせておくと安心です。

最初は布が体を覆う感覚に慣れさせるため、服ではなくハンカチやタオルを背中にかけるところから始めてみましょう。

まとめ

クールベストを着るフレンチブルドッグ

犬用の服は、季節や状況に応じて愛犬の健康を守るために役立つこともあります。手術後などは手術痕を隠すために服を着せることが推奨されることもあるので、いざという時のためにも服に慣れさせておくことも視野に入れておきましょう。

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