犬が撫でられることが好きな場所は?
犬が喜ぶ撫で方をご紹介する前に、触れられたり撫でられると気持ちよいと感じる場所はどこかご存知ですか?個体差はありますが、一般的に犬が好む部位は以下の通りです。
- 首やあごの下
- 背中
- お腹
- 耳の付け根
これらの部位を撫でられると喜ぶ犬は多いでしょう。首回りから肩甲骨、背中にかけては手を伸ばしたときに届きやすく撫でやすい場所です。
犬が自分で掻くことに近いシチュエーションであることから、耳の付け根も撫でられると好きな場所です。
毛が少なくデリケートな部位であるお腹は、信頼関係が築けている飼い主さんであれば喜んで撫でさせてくれるはず。飼い主さん以外でも人に触れられることが好きな性格の犬であれば、お腹を触ってあげると喜ぶでしょう。
犬を幸せにすることができる『撫で方』とは?
犬は社会性の高い動物なので、仲間同士でコミュニケーションをとることで安心感や幸福感を得ます。現代においては、犬がスキンシップを図る対象は飼い主さんであり、撫でられたり同じ時間を過ごすことで幸福感を感じます。
では犬が喜びや幸せを感じる『撫で方』とはどういったものでしょうか。具体的に解説しますので、ぜひ実践し愛犬との絆を深めてくださいね。
1.毛並みに沿って撫でる
犬の撫で方の基本は毛並みに沿って撫でてあげることです。特段意識しなくてもそう撫でている飼い主さんも多い自然な撫で方といえるでしょう。
毛並みに沿って撫でてあげることで犬は心地よさを感じリラックスします。反対に毛並みに逆らって撫でるとストレスを感じたり興奮する場合があります。
2.手のひらで優しく撫でる
指先でちょこちょこと触れると犬は居心地の悪さを感じます。撫でるときは『面』を意識して手のひら全体を使うように触れましょう。
力加減もとても大切です。強い力で乱雑に撫でることはNGです。犬の皮膚は人間よりもデリケートなため、ちょっとした刺激で傷ついてしまいます。皮膚の弱い犬や皮膚疾患をもっている犬は悪化してしまう可能性も。
「優しすぎるかな」くらいが丁度良いと覚えておきましょう。
3.声をかけながらゆっくりと撫でる
撫でる速度もゆっくりを意識しましょう。同じ箇所を気ぜわしく何度も撫でると犬は落ち着きません。手のひら全体を使いゆっくり優しく撫でてあげると犬は喜びます。
そのときに「気持ちいい?」「可愛いねぇ」などと声をかけながらスキンシップをとると良いですね。飼い主さんの穏やかな雰囲気にも犬は癒されるでしょう。
4.アイコンタクトを取りながら撫でる
愛犬とスキンシップを図るときはふたりっきりの時間を設けることがとても大切です。スマホを片手にテレビを見ながら…これはNGです。犬は言葉が話せない分、感情を敏感に察知します。飼い主さんが片手間だと感じるとさみしく思ってしまうでしょう。
愛犬に話しかけながら、さらにアイコンタクトを取ることも意識してみてください。犬と目が合うことで幸せホルモン『オキシトシン』が分泌されることが分かっています。
心も体も満たされ、愛犬の幸福度が高まることは間違いないといって良いでしょう。
5.犬の反応を見ながら撫でる
愛犬とのスキンシップが問題なく行えるようになったら、次のステップに進んでみましょう。それは「愛犬の反応を見ながら撫でる」ということです。
目を細める、尻尾を振る、体を預けるなどの仕草は飼い主さんの撫で方に満足しているサインです。さらに幸福度を高めてもらうために、次はマッサージをしてみましょう。
犬のツボを重点的にマッサージしてあげると良いですが、特別難しく考える必要はありません。親指の腹で愛犬の全身を押してみて、気持ちよさそうな表情を見せたところを繰り返しマッサージします。少し強めに押してみたり、クルクルと円を描くように撫でてみてください。
リラックスではなく反対に犬のテンションをあげたいときは、わしゃわしゃと撫でたり毛の流れに逆らって撫でてみましょう。散歩に行く前に行うと効果的かもしれませんね。
まとめ
愛犬を撫でてスキンシップを図ることは、ワンコだけではなく飼い主さんも幸せですよね。愛犬と一緒に過ごす時間を作ることは、お互いにとって心が落ち着く大切なこと。ぜひご紹介した撫で方を実践して、愛犬との濃密なひとときを過ごしてください!