犬が褒められて嬉しいときの行動8つ
犬は褒められて嬉しくなると、さまざまなボディランゲージで気持ちを表現します。行動の特徴を知っておくと、愛犬の気持ちに寄り添いやすくなりますよ。
ここでは、犬が褒められて嬉しいときの行動8つをご紹介します。
1.しっぽを振る
犬のしっぽは、感情のバロメーターです。
嬉しい気持ちが高まると、しっぽを勢いよく振ったり、大きくゆったり振ったりといった動きが見られます。
表情が柔らかく、目もキラキラしていれば、「褒められて嬉しい!」という気持ちを全身で表現しているといえるでしょう。
2.耳を倒す
褒められて嬉しくなると、耳をぺたんと後ろに倒す犬も多いですね。甘えたい気持ちや敵意がないことを表すボディランゲージのひとつで、「ヒコーキ耳」とも呼ばれています。
不安を感じているときにも耳を倒す場合もありますが、犬に笑顔のような表情が見られるなら、嬉しい気持ちでいっぱいになっている可能性が高いです。
3.その場でくるくる回る
犬によっては、嬉しくなるとその場でくるくる回ることもあります。興奮が高まると走り回る犬に多く見られ、飼い主さんの帰宅時にもくるくる回ることもありますね。
ただし、狭い室内や家具が多い場所ではぶつかる可能性もあるため、犬の動きが激しくなったときは、安全なスペースを確保してあげましょう。
4.体をすり寄せる
飼い主さんに褒められて嬉しくなった犬の中には、体をすり寄せて甘える場合もあります。幸せそうな表情でスリスリしてくる愛犬を見ると、こちらも嬉しくなりますね。
5.お腹を見せる
普段からお腹を撫でられる犬であれば、褒められたときもゴロンとひっくり返ってお腹を見せることがあります。へそ天になって甘える犬は、「もっと褒めて」「お腹をなでなでして」と言っているのかもしれませんね。
6.笑顔のような表情を見せる
犬は嬉しいと感じているとき、人間の“笑顔”のような表情を見せることがあります。口角がキュッと上がり、目も細めているときは、満足感で満たされているサインです。
その表情を見れば、言葉がなくても「今、とても幸せなんだな」と伝わってきますよ。
7.飛び跳ねる
特に子犬や若い犬によく見られるのが、嬉しさのあまりピョンピョンと飛び跳ねる行動です。その勢いで飼い主に飛びついてくることもあります。
興奮しすぎて制御が難しいこともあるので、必要に応じて落ち着かせてあげるのも大切です。
8.顔を舐めてくる
褒められて嬉しいとき、飼い主の顔をペロペロと舐めてくる犬もいます。これは信頼や愛情を伝えようとする行動のひとつです。
「大好き」「ありがとう」といった気持ちが込められていると考えられます。
愛犬を喜ばせる褒め方のポイント
犬を褒めることはしつけにも良い影響を与え、お互いの絆を深めるのにも大変有効です。犬を褒めるコツを掴んでおくと、これまで以上にしつけにメリハリが生まれますよ。
以下では、愛犬を喜ばせる褒め方のポイントをまとめました。
成功した瞬間に褒める
犬を褒めるのはタイミングが重要です。「おすわり」や「ふせ」などが成功した瞬間に、「いいこ!」「よし!」と褒めましょう。
時間が経つと犬は、何のことを言われているのか理解できなくなります。成功体験を確実に積ませることで、しつけトレーニングにも良い影響を与えますよ。
明るい声のトーンで短く伝える
褒めるときの声は、明るく短く伝えるのがポイントです。普段通りの声で伝えるより、ワントーン上げて「いいこ!」と伝えた方が犬は理解できます。
逆に注意するときの声は、ワントーン低くするとしつけにメリハリが生まれますよ。
名前を呼びながら褒める
褒める際には、愛犬の名前を呼びながら褒めましょう。これによって、「こうすると褒められる」と理解を深めやすく、名前に対してもポジティブに捉えてくれます。
注意点として、叱る際に名前を呼ぶとネガティブなイメージを持たれるのでやめましょう。
まとめ
犬は褒めて伸ばすことがとても大切です。そのためにも、愛犬をこれまで以上に褒めて喜ばせるように心がけてみてください。
愛犬が褒められて嬉しい感情になっているときの行動も確認しながら、一番喜ぶ褒め方を探ってみるのもおすすめです。