犬を怖がらせてしまう人に共通する特徴
1.大きな声で話しかけること
犬を怖がらせてしまう人に共通する特徴として、大きな声で話しかけることが挙げられます。
大きな声で話しかけると犬を驚かせてしまうだけでなく、怖がらせてしまったり、興奮させてしまったりします。
初対面の犬や慣れない犬に話しかけるときは、穏やかな声で話しかけるようにしましょう。
とくに子供が大きな声で「わんちゃ~ん!」と駆け寄ると、犬は逃げたくなってしまいます。「駆け寄らない」「静かに」「優しく」と教えてあげましょう。
2.身振り手振りが大きいこと
犬を怖がらせてしまう人に共通する特徴は、身振り手振りが大きいことです。
身振り手振りは感情や意思を伝えるためのコミュニケーション手段ですが、仕草が大きいと犬は警戒します。その結果、緊張感を与えたり、恐怖心を与えたりすることもあります。
犬にとって人間の体はとても大きいです。腕を振り上げられると、「攻撃されるのではないか」と感じてしまう犬もいます。
犬とコミュニケーションするときは、身振り手振りは小さく、ゆったりとした動作をするように心がけましょう。
3.いきなり撫でようとすること
犬が好きだからといって、初対面ですぐに撫でるのは避けましょう。犬も人と同じで、相手によって心を開くまでに時間がかかります。
たとえ顔なじみの犬でも、まずは「撫でていい?」と飼い主に確認し、犬が近寄ってきたりしっぽを振ってくれたときに、やさしく撫でてあげましょう。
4.しつこく撫でようとすること
撫でられることが好きな犬でも、しつこくされるとストレスになります。満足した犬は自然と距離を取ったり、身体をそっと離したりします。
それでも無理に撫で続けると、「この人はしつこい」と記憶に残り、次から避けるようになってしまうことも。犬が自ら寄ってきたり、催促するようなしぐさを見せたときにだけ、撫でてあげるようにしましょう。
5.手を握ろうとすること
犬にとって、手を握られるのはとても不安な行為です。“お手”をしてくれても、そのままギュッと握るのはやめましょう。
中には握手ができる犬もいますが、その場合でも軽く添える程度にとどめ、犬がすぐに手を引けるようにしておくことが大切です。
6.行動が読めないこと
犬を怖がらせてしまう最大の要因のひとつが、「何をするかわからない人」と思われてしまうことです。
とくに予測しづらい行動を取る小さな子どもに対して、犬は本能的に警戒することがあります。そのため、飼い主が「触らせたくない」と判断し、申し出を断るケースもあるでしょう。
断られても気を悪くせず、犬の安心と安全を第一に考えてあげてください。
まとめ
犬を怖がらせてしまう人に共通する特徴を6つ解説しました。
- 大きな声で話しかけること
- 身振り手振りが大きいこと
- いきなり撫でようとすること
- しつこく撫でようとすること
- 手を握ろうとすること
- 行動が読めないこと
初対面の犬と仲良くなりたいなら、静かな声とゆったりした動きを心がけ、犬の気持ちを尊重する姿勢が何より大切です。
そしてもうひとつのポイントは「飼い主との信頼関係」。犬は飼い主の態度をよく観察しています。飼い主が相手を信頼していると感じ取れば、犬も安心して接することができるでしょう。