犬が強風や雷雨を怖がるときにすべきこと
犬が強風や雷雨を怖がるのには、さまざまな理由があります。ニオイや音、気圧の変化に敏感な子もいれば、過去の経験がトラウマになっている子もいます。
また、飼い主の不安そうな態度や声かけによって、「これは怖いものなんだ」と学習してしまうケースもあります。
本記事では、犬が強風や雷雨に怯えるときの正しい対処法を4つご紹介します。愛犬の性格に合わせて、ぜひ取り入れてみてください。
1.安心できる場所を作る
犬が強風や雷雨を怖がるときにすべきことは、愛犬にとっての安心できる場所を作ることです。
普段からケージやクレートを使用しているのであれば、強風や雷雨に怯えるとき、自らケージやクレートに入り、出て来なくなることがあるのではないでしょうか。
そんなときは、ケージやクレートに大きめの布をかけて暗くしてあげると、より安心できる空間になります。
また、愛犬が自ら好んで隠れる場所(例:クローゼット、押し入れ、ベッドの下など)があるなら、無理に連れ出さず、その場所を避難所として使わせてあげましょう。
「そこにいると落ち着く」のであれば、それがその子にとっての安全地帯です。
2.いつも通りの態度で行動し接する
犬が強風や雷雨を怖がるときにすべきことは、いつも通りの態度で行動し接することです。
愛犬が怯えているからといって、飼い主がいつもと違う様子であると、犬はさらに不安や恐怖を感じます。飼い主が強風や雷雨を怖いものであると示すと、愛犬も怖いものであると認識します。
飼い主が強風や雷雨に対して恐怖心を持っているのであれば、その緊張感は愛犬にも伝わっています。
愛犬が強風や雷雨に怯えるときは、いつもと変わらず過ごすようにし、落ち着いた態度でいることが大切です。
3.遮音・遮光カーテンやシャッターで外の刺激をカット
音や光に敏感な犬にとって、雷雨や強風の刺激はとてもストレスになります。そんなときに効果的なのが、遮音カーテン・遮光カーテン・シャッター(雨戸)です。
特に留守中、突然の雷雨が起こると心配ですよね。普段から天気予報をこまめにチェックし、荒天が予想される日は出かける前に対策をしておくと安心です。
また、外出時にはケージやクレートに布をかけて暗く静かな空間にしておくと、より安心して過ごすことができるでしょう。
4.構いすぎず甘やかしすぎない
怖がる愛犬を心配して、つい抱っこしっぱなしになったり、ずっと話しかけたりしていませんか?
そのような対応が習慣になると、「抱っこされないと不安」「飼い主がいないと怖い」と依存心が強まることもあります。
強風や雷雨を『特別なもの』にしないためにも、ほどよい距離感で見守ることが大切です。飼い主の余裕ある態度が、愛犬の安心につながります。
まとめ
犬が強風や雷雨を怖がるときにすべきことを4つ解説しました。
- 安心できる場所を作る
- いつも通りの態度で行動し接する
- 遮音・遮光カーテンやシャッターで外の刺激をカット
- 構いすぎず甘やかしすぎない
筆者の愛犬も13歳になりますが、いまだに雷に対して強い恐怖心を抱きます。ただ、正しい対処をすれば、少しずつでも落ち着いて過ごせるようになることを実感しています。
完璧に克服するのは難しくても、飼い主の接し方次第で愛犬の不安を和らげてあげることは可能です。愛犬が少しでも安心して過ごせるように、できることから試してみてくださいね。