犬が飼い主に抱っこを要求するシチュエーションは?
犬から飼い主に「抱っこして」と要求してくることは珍しくありません。犬が飼い主に抱っこを要求する理由には、以下のような心理が考えられます。
- 甘えたい
- 散歩中に歩き疲れてしまった
- 不安なことや恐怖を感じることがあった
- 散歩拒否(歩くのが面倒臭いなど)
- 高い場所へ連れて行ってほしい
単純に甘えたい時や不安なことがあって安心したいという気持ちから抱っこを要求することもあれば、散歩中に「歩くのが面倒臭いから」という理由で抱っこをせがむ犬もいます。
他にも階段やソファの上など高い場所へ登りたい時に「抱っこして」とおねだりしてくる犬もいるでしょう。
犬が飼い主に『抱っこ』をおねだりしているサイン4選
犬が飼い主に「抱っこして」とおねだりしているとき、どのような行動やしぐさを見せているのでしょうか。
1.目の前にきて二本足で立つ
犬は抱っこしてほしいとき、目の前にやってきて後ろ足で立ち上がり、「抱っこして」とおねだりすることが多々あります。
二本足で立ち上がることで、飼い主の腕との距離が近づくことや、飼い主が抱っこしやすい姿勢をとってアピールしているのでしょう。
2.前足を伸ばして飼い主の足にしがみつく
飼い主が立っているときに抱っこしてほしい場合、犬は前述したように二本足で立ち上がり、さらに前足を伸ばして飼い主の足にしがみつくような行動をとることがあります。
まるで飼い主の足を抱え込むように前足をぐっと入れ込み、自分の体を密着させることで「抱っこしてほしい」という強い気持ちをアピールしているのでしょう。
3.目の前でお座りして見つめる
犬によっては、飼い主の目の前にやってきてちょこんとお座りし、訴えるようにじーっと飼い主の顔を見つめてくることもあります。
「隣でお座りして、何をやっているのだろう」と若干気づきにくい行動ですが、犬視点では「お座りしたほうが飼い主さんが抱っこしやすいかも」「今は忙しそうだから、抱っこ待ちしておこう」と考えての行動かもしれませんね。
4.前足を乗せたり突いてくる
飼い主の膝や腕の上に前足を乗せたり、ちょんちょんと突くように合図を送ってきたりするときも、抱っこしてほしいとせがんでいる可能性があります。
この行動は、犬が飼い主にかまってほしいときによくみられるので、抱っこだけでなく「撫でてほしい」「かまってほしい」というアピールの可能性も高いです。
愛犬からの「抱っこ」要求にすべき正しい対応
愛犬から「抱っこ」を要求されたとき、全てに応えるべきかと問われると、答えは「NO」です。
例えば、不安がっているときや、怪我などを考慮して高い場所に自力で登ることに抵抗感を抱いているとき、散歩中に疲労困憊になっているときは、すぐに応じてあげましょう。
しかし、「歩くのが面倒だから抱っこして」や「さっきも抱っこしてもらったけど、もっと抱っこして!」という過剰な要求に対しては、必ずしも抱っこに応じなくても問題ありません。
むしろ、要求に応じすぎるとわがままが加速してしまうので、時には「自分で歩いて」「今は家事で忙しいからあとでね」と拒否することも必要です。
飼い主の目線で愛犬がどのような理由で抱っこを要求しているのか見極めて、応じてあげるべきか否かを判断しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主の抱っこをおねだりしているとき、犬によって様々なアピール方法でサインを送ってきます。ただし、必ずしも応じなくてはいけないということはないので、愛犬がどのような理由で抱っこを要求しているのか見極めましょう。