犬が『窓の外を見つめる』心理4選 外に興味を持つことのメリット・デメリットまで

犬が『窓の外を見つめる』心理4選 外に興味を持つことのメリット・デメリットまで

犬が窓の外を見つめているとき、どのような心理が働いているのでしょうか。本記事では、犬が窓の外を見つめる心理や外に興味を持つことのメリット・デメリットをまとめました。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

犬が『窓の外を見つめる』心理4選

窓の外を見つめる犬

愛犬が窓の外を見つめているとき、どのような心理が働いているのか気になりますよね。ここでは犬が窓の外を見つめる主な心理を紹介します。

1.外の世界への興味や好奇心が働いている

犬が窓の外を見つめているとき、窓の外から聞こえる自然界の音や人工的な音、鼻を掠めるニオイなどに興味を持っているワンコは多いでしょう。

特に子犬や家にやってきたばかりのワンコは、まだ家の周りの環境に慣れきっているわけではないため、日々新しい刺激を受けている状態です。

家の中にいても窓の外から聞こえてくる音や感じるニオイに興味を持ち、「なんの音?」「なんのニオイ?」と好奇心が疼いているのかもしれません。

2.外から聞こえる音などに警戒している

立ち上がって窓の外を見る犬

犬によっては臆病な性質が強い犬や警戒心の強い犬もいるでしょう。その場合は、外から聞こえてくる音に対して警戒心が働いている可能性があります。

少しだけ険しい表情をみせていたり、硬直したままじーっと外を見つめている場合は、「これはなんの音だ?」「怪しい人が家に近づいている」と警戒している可能性が高いです。

3.なんとなく外が気になってぼーっとしている

特に強い心理が働いているわけではないけれど、部屋の中を見ているよりも外を見ている方が気分転換になるから、という理由で、なんとなく外を気にしながらぼーっとリラックスしているワンコも多くいます。

特に家にやってきて年月が経っているワンコやシニア犬などは、ある程度の音やニオイを知っているため、このパターンの心理が働いている犬が多いです。

4.「遊びたい」「散歩に行きたい」などの要求

窓辺に座ってこちらを見る犬

窓の外を見つめたり、飼い主のことをちらちらと見てきたりとせわしない様子を見せている場合は、飼い主に対して窓の外を見つめることで何かを訴えている可能性が考えられます。

例えば「そろそろお外が暗くなってきたからお散歩の時間じゃない?」や「あの音が聞こえたということはご飯の時間が近づいてきてるんじゃない?」など、日々の日課を周辺の情報から察し、飼い主に要求する犬もいるでしょう。

犬が外に興味を持つことのメリット・デメリットは?

窓の前に座る犬

犬が外に興味を持つことに対して、メリットやデメリットはあるのでしょうか。

犬が外に興味を持つメリット

犬が外に興味を持ち、窓の外を見つめていることで得られるメリットは以下の通りです。

  • 窓の外から聞こえる音やニオイに耐性がつく
  • 好奇心を満たせる
  • 退屈凌ぎになる
  • 日光浴をしながらリラックスできる

自分から窓の外の世界に興味を持つことで、家の中にいても外の世界で聞こえる音や感知できるニオイをあらかじめ知っておくことができます。そのため、散歩に連れて行った時も、必要以上に警戒したり怯えたりすることなく、ストレス軽減につながるでしょう。

他にも犬の持つ好奇心を満たしてあげたり、退屈凌ぎになったりといったメリットが見込めます。

犬が外に興味を持つデメリット

反対に、犬が外に興味を持つデメリットはあるのでしょうか。

  • 外から聞こえる音に対して警戒心が働いて過剰に警戒することで精神的や肉体的なストレスを感じる
  • 自分の家を守ろうと縄張り意識が働いて警戒吠えが増える
  • 直射日光が当たり続けることで体温調節しにくくなる
  • 冬場は冷たい外気の影響を受けて体調不良になる恐れも

以上のように、犬によっては外から聞こえてくる音に警戒心が働き、常にストレスを感じる状態に陥る恐れがあります。

ストレスを感じすぎると体調不良やうつ病のような状態に陥るリスクが高まるので、愛犬の性格や様子を観察し、必要に応じて窓際に近づかないよう柵を設けたり厚手のカーテンを取り付けるなど対策しましょう。

まとめ

一緒に窓の外を見る犬と子供

犬が窓の外を見つめているのは、主に好奇心や警戒心が理由の可能性が高いです。好奇心旺盛な犬の場合は、窓際で好きなように過ごさせても問題ありませんが、警戒心の強い犬の場合はストレスを感じやすいので、対策してあげましょう。

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