犬が人間にもたらす『いい効果』
1.運動量が増える
犬には毎日散歩が必要です。小型犬であっても1日30分程度は歩かせる必要があるので、飼い主も散歩をすることになります。
外でしかトイレができない犬も多く、ほとんどの人が1日2回散歩をします。また犬のごはんを買いに行く、トリミングに連れていくといった用事ができるので、自然と外出が増えます。
『犬がいなかったら確実に運動不足になっている』と言う飼い主は多いようです。
2.規則正しい生活をするようになる
犬は自分で食事を用意することも散歩に行くこともできないので、飼い主は早寝早起きをして犬の世話をするようになります。
犬の世話のために『早く仕事を終わらせよう』という気にもなり、規則正しい生活を送るようになります。
3.生きがいになる
犬がいなくても家族のため、夢の実現のためといった生きがいがある人はいます。しかし犬と暮らすようになると『この子のために働こう』『この子のために健康でいよう』と生きがいになる人も多いです。
犬は子犬時代トイレや食事のたびに部屋を汚し、物をかじったり寂しがったりととにかく手がかかります。
ですが成長して良い子になれると飼い主は達成感を得られます。保護犬を迎えた人でも自分に懐いてくれたときはやはり嬉しいはずです。
散歩中他の人に自分の犬を『良い子だね』『かわいいね』と言われると飼い主は嬉しいですね。
4.他人との交流が増える
犬の散歩をしていると、同じように散歩している同士が声をかけて知り合いが増えます。人だけで歩いているときよりも、犬がいると社交的になれるという人は多いです。
顔なじみになると犬のごはんやしつけのことなどを話すようになり、仲良くなります。犬と入れる施設も知ることができて行動範囲が広がります。
在宅ワークや退職後などあまり他人と接する機会がない人でも、孤独感が解消されます。近所の人と話すきっかけになり、良い近所づきあいにも発展します。
5.免疫力が向上する
犬と飼い主が見つめあうと互いの脳内でオキシトシンが分泌されます。これは幸せホルモンと呼ばれ、幸せな気分になるだけでなく免疫力も向上します。
また外に出る機会が多いので日光を浴びるという点でも、免疫力が向上して病気になりにくくなると考えられています。
6.認知症やうつ病予防になる
犬と暮らすと運動量が増える、日光を浴びる、他人との交流が増えることから高齢者の認知症やうつ病の予防にもつながると考えられています。
他にも犬に話しかけるようになる、世話をすることから脳が活性化して健康寿命も延びると言われています。
7.整理整頓をするようになる
犬と暮らすと家の中はどうしても抜け毛で汚れます。しかしその分よく掃除をするので、家具や日用品を整理整頓する習慣がつきます。
また犬がいたずらをしないように余計なものを出しっぱなしにすることも減り、清潔な室内で生活できるようになります。
犬と暮らす人には体力が必要
犬と暮らすとたくさんの健康効果があります。しかし犬種によっては飼い主に体力が必要で、高齢者や持病のある人は世話ができない場合があります。
犬に引っ張られて転倒する、犬や重いフードなどを運んで腰を痛めるといったことでケガをする可能性もあります。
また犬の平均寿命は14歳ですが、犬が高齢になるときに飼い主が元気でなければ最後まで世話をすることができません。
犬を新しく迎えるとき自分は将来元気でいられるのか、いざというときに頼れる家族や知人がいるのか、よく考えてから迎えてください。
まとめ
犬と暮らすと人は健康になれますが、犬に愛情を注いで健康的に育てた上での話です。正しく食事を与えない、散歩に連れて行かない人は自身も健康でないことが多いです。
あなたは愛犬を健康的に育てていますか?愛犬の存在に感謝して、犬も飼い主も幸せな生活を送ってください。