犬を『寝かしつける』方法
1.マッサージをする
犬も人間と同じくマッサージをすると気持ち良くなって眠りやすくなります。背中や首などを毛の流れに沿って撫でると犬はリラックスできます。
後頭部から尻尾にかけて撫でるのは簡単でおすすめです。脇の下や足の付け根もリンパが流れており、刺激すると体が温まります。犬が嫌がっていないか様子を見て試してみてください。
2.犬が快適な環境を整える
就寝時間には部屋を暗くする、犬が快適な室温にする、静かにするといった寝入りやすい環境を整えましょう。
犬が快適に感じる室温は21~25℃、湿度は50~60%です。しかしシベリアンハスキーのような暑がりな犬種は人間が寒いと感じるくらいが快適とされています。
また床が冷たい素材であれば、快適と感じる犬も寒いと感じる犬もいます。夏になるとフローリングや玄関のタイルで寝る犬は多いです。
柔らかいベッドが好きな犬も硬い床が好きな犬もいるので、飼い主は愛犬の好みをわかって寝床を整えてあげてください。
他にも犬が寝る時間になったらテレビや音楽を消す、照明を消す、ケージで寝る場合はタオルをかけて暗くするなどして寝やすい環境を作りましょう。
3.室内で軽く遊ぶ
犬に体力が余っていて眠らないようであれば、室内で軽く遊んであげてください。犬は嗅覚を使うと疲れるので、おやつ探しをしても良いでしょう。
小型犬ならおもちゃを使ってレトリーブや、引っ張りっこもおすすめです。近所迷惑にならないように遊んで犬を疲れさせてみてください。
4.短い散歩をする
思い切って犬を散歩に連れていき、疲れさせるのも良い方法です。外でしかトイレができない犬も多いので、夜寝る前に運動とトイレも済ませておけたら安心ですね。
特に子犬は起きている間に遊び、疲れたら寝るの繰り返しです。夜道に気をつけて散歩に行ってください。
5.水を飲ませる・おやつをあげる
喉が渇いているから、お腹が空いているから眠れないというのも犬が眠れなくなる原因のひとつです。
特に高齢犬で足腰が弱っていると水を飲みに行く回数が減り、体の調子が悪くなって不安になるため吠えて飼い主を呼ぶことも増えます。
愛犬があまり水を飲んでいないと感じたらこちらから飲ませてください。水を寝床の近くに置く、家の複数個所に配置するといった工夫もしてあげましょう。
また夕食が早く、翌日の朝食までの時間が長いと犬は当然空腹になります。犬が夜中や早朝に吠えていたら空腹が原因かもしれません。
応急処置としてはおやつや水を与え、食事の時間を見直してみてください。時間をずらす、ごはんの量は変えずに回数を増やすと改善されることがあります。
犬が寝ないのには原因がある
犬が高齢で夜に寝なくなった、遠吠えをするといった症状が見られたら認知症の可能性があります。
他にも犬が保護犬で暗い場所を怖がる、寝床で1人になるのを怖がるようであればトラウマがあると考えられます。
飼い主の近くで寝かせる、飼い主や犬のニオイがついた衣類を置くなどして落ち着く工夫をしてあげてください。
犬の睡眠時間は長く、成犬でも1日に12時間以上寝ています。日中留守番をしている犬は多いですが、健康な成犬でも昼寝をしているのが普通です。
犬が寝ないのには何かしら原因があります。愛犬が寝なくて困っている人はまずは原因をわかってあげてください。
まとめ
人間が眠れない場合は昼に寝すぎている、生活リズムが不規則、ストレスなどがあります。犬が寝ない場合も同じ理由が考えられます。
特に高齢犬は疲れやすいので日中寝ている時間が長くなります。しかし昼間寝すぎてしまうと夜眠れなくなることがあります。
疲れるからと言って散歩にもあまり行かなくなりますが、日光を浴びない、運動量が少ないとやはり夜眠りにくくなります。
人間は犬と暮らすと健康になると言われています。犬のために規則正しい生活を送るようになり、運動量も増えるからです。
現代人には生活が不規則になる人が多いですが、できるだけ規則正しい生活を送り、犬も飼い主も健康になりましょう。