犬のマッサージはさまざまな効果が期待できる
マッサージと聞くと、専門的な知識が必要なのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、犬のマッサージはスキンシップの延長として気軽に取り組めるコミュニケーション方法の1つです。
また、犬にマッサージを行うことで、スキンシップにより絆を深めるだけでなく、血行促進の効果も期待できます。
他にも、運動後にマッサージを行うことで筋肉をほぐすことができ、疲労を溜め込ませず、緊張を解くことができるメリットも見込めます。
犬が大喜びする『マッサージの仕方』5選
犬に大喜びしてもらうためには、どのようなポイントを押さえてマッサージすべきなのでしょうか。ここでは、犬が大喜びするマッサージの仕方を紹介します。
1.犬がリラックスしている状態で行う
大前提として、マッサージは犬がリラックスしている状態で行いましょう。例えば、散歩に行く前や1日の終わりに愛犬がくつろいでいるタイミングなどが最適です。
興奮状態でマッサージをしようとしても、マッサージを開始できなかったり、触れることでより興奮を高ぶらせてしまう恐れがあります。
愛犬が「伏せ」の状態や寝転がっている状態でリラックスできている様子を見せたら、一言声をかけてマッサージを行いましょう。
2.手が冷たいときは温めてから触れる
エアコンの冷房を使う季節や冬場に手が冷えている場合は、触れる前にホットタオルやカイロなどで手を温めておきましょう。
冷たい手で触れてしまうと驚かせてしまい、かえって体が緊張してしまいます。一方、温めた手でマッサージを行うと、ほんのり温まった手の温度に愛犬が安心やリラックス効果を感じやすいでしょう。
3.毛並みに沿って優しく手のひらで撫でる
基本的なマッサージの仕方は、手のひら全体で体を撫でたり、ツボと言われる箇所を重点的に優しい力でくるくると撫でたりつまんだりする方法があります。
背中やお腹など、広い範囲をマッサージする場合は、毛並みに沿って優しく手のひら全体で撫でるのがコツです。優しくゆっくり、「少し弱いかな?」と思うくらいの力加減で撫でてあげると、犬は気持ちいいと喜んでくれるでしょう。
4.犬が喜ぶツボを優しく円を描くようにほぐす
犬が触れられて気持ちいいと感じるツボを把握し、その箇所を優しく弱い力で円を描くように撫でたり、時には軽くつまんだりしてほぐしましょう。
犬が喜ぶ代表的な箇所は、以下の部分です。
- 耳の付け根
- 足の付け根
- 背中
- お腹
- おでこ(眉間)
- 首回り
上記の箇所は犬がマッサージされるとうっとりしやすい部分です。まずは背中やお腹などのマッサージしやすい広範囲の部位を行い、愛犬の様子を見ながら徐々に範囲を広げていきましょう。
5.おやつを食べさせながらマッサージを行う
「マッサージにおやつ?」と疑問を持つ方も多いでしょう。これは、まだ人に触られ慣れていない子犬や家にやってきたばかりの犬とのコミュニケーションを円滑に行う方法の1つです。
特にマッサージはリラックスした状態で行う必要があるため、おやつを与えながらマッサージを行うことで、「マッサージ=嬉しいスキンシップ」という印象を与えましょう。
「マッサージ、気持ちいい」と受け入れてくれるようになったら、徐々におやつの頻度を減らしてマッサージだけに集中してもらいます。
まとめ
いかがでしたか。犬にとっても多くの効果を実感しやすいマッサージは、スキンシップタイムに毎日取り入れたいコミュニケーションの1つです。今回紹介した意識すべきことを参考に、まずは背中やお腹からマッサージを意識して始めてみましょう。