犬と信頼関係を築くために必要なこと
犬との信頼関係を築くことは、そう簡単なことではありませんが、決して難しいことでもありません。
飼い主がどれだけ犬のことを信頼できるか、変わらない愛情を持って接することができるか、ということが重要でしょう。
犬との信頼関係と絆を深めるためのコツを解説します。
1.犬の生態を知ること
犬は「犬」です。人間と同じように考えていると、信頼関係を築くことが難しくなります。
なぜ言うことを聞いてくれないのか、なぜ問題行動を起こすのか、困ったことがあれば犬の本能や習性に関係しているのではないかと考えてみましょう。
理由が分かれば正しく対処することができ、無意味に怒鳴ったり叱ったりすることもなくなりますから、信頼関係も築かれていくでしょう。
2.犬の気持ちを読み取ってコミュニケーションすること
犬との信頼関係を築くためには、犬の気持ちを読み取ってコミュニケーションすることが大事です。
“こうして欲しい!”という飼い主の気持ちをぶつけるだけでは、信頼関係を築くことはできません。
信頼関係を築くということは、犬が飼い主を信頼するということだけでなく、飼い主が犬を信頼するということも大事なことです。
犬に信頼される飼い主になるためには、まず飼い主が犬を信頼しましょう。そのためには、犬の気持ちを読み取ること、しっかりコミュニケーションを取ることを大事にしましょう。
3.距離感を守ること
犬との信頼関係を築くためには、ある程度の距離感が必要になります。
近すぎてもよくありませんし、遠すぎてもよくありません。犬が飼い主とどれくらいの距離感を必要としているかは、犬それぞれに違うため、見極めることが大事です。
常に飼い主にべったりとくっついていたい距離感の犬もいますが、飼い主と遊ぶこともあまり好きではなく、喜ぶのはお散歩のときくらいだ、という犬もいます。
飼い主がどちらのタイプの犬を好むかは分かりませんが、犬との信頼関係を築きたいのであれば、犬が望む距離感でいてあげた方が良好な関係性でいられるでしょう。
4.一貫性を持って接すること
飼い主の気分や機嫌によって犬への態度を変えてしまうと、信頼関係はあっという間に崩れてしまいます。
改めて築き直そうと考えるかもしれませんが、崩れてしまった犬との信頼関係の再構築は、なかなか難しいものです。
犬の良い行動は常に良いとし、犬の悪い行動は常に悪いとしましょう。飼い主の気分や機嫌によって、今日許されたことが明日は許されないというのでは、犬が不信感を持つでしょう。
5.叱ることより褒めることを増やすこと
犬の安全や命を脅かすような悪い行動や危険な行動は叱るべきです。しかし、叱ってばかりいると、信頼関係は築かれにくくなります。
好奇心旺盛でやんちゃな時期ほど、叱ることも増えてしまうかと思いますが、それ以上に褒めることを意識してみましょう。
些細なことであっても、犬が良い行動をしたときは、思いっきり褒めてあげましょう。ご褒美のおやつを与えても大丈夫です。
まとめ
犬と信頼関係を築くために必要なことを5つ解説しました。
- 犬の生態を知ること
- 犬の気持ちを読み取ってコミュニケーションすること
- 距離感を守ること
- 一貫性を持って接すること
- 叱ることより褒めることを増やすこと
犬との信頼関係を築くために、完璧主義になる必要はありません。お互いに間違いを起こすこともありますし、失敗もつきものです。
犬と飼い主がお互いを思い合い、近づきたいという気持ちがあれば、少しずつでも信頼関係は築かれていくでしょう。焦ることなく、犬への配慮を忘れず、日々を過ごしてくださいね。