『内弁慶な犬』の特徴
1.甘えん坊
内弁慶な犬は甘えん坊であることが多いです。悪さをしても飼い主は許してくれる、甘えさせてくれると思っています。
飼い主が大好きという意識がいたずらをして気を引こうとする、怖いことがあったら助けてもらいたいという行動に繋がっています。
2.飼い主の言うことを効かない
内弁慶な犬は家の中では物を壊す、オテやマテといったコマンドを無視する、散歩ではグイグイ引っ張るなど飼い主の言うことを効かないことが多いです。
子犬時代は叱られたら怯えてしまう犬も多いですが、生後半年ごろから成犬になると多少叱られても平気になります。
愛犬が言うことを効かないと困っている人はどこかで犬を甘やかしている、しつけを諦めてしまっているのではないでしょうか？かわいいから甘やかしてしまいがちですが、犬のしつけには根気が必要です。
3.知らない場所・人・犬が怖い
家の中では安心し切っていても知らない場所にお出かけした、知らない人や犬に会ったときは怖がってしまう犬は多いです。
このような犬はまだ子犬であまり散歩をしたことがない、いつも同じ散歩コースと家の往復で狭い範囲でしか生活していない可能性があります。
知らない場所を見てニオイや音に触れる、たくさんの人や犬と接する機会が多いと犬は外からの刺激にも強くなります。
4.吠えやすい
内弁慶な犬は家の前を他の人や犬が通った、宅配便が来たなど少しでも危険と感じることがあると吠えます。
犬が吠えるのは警戒しているから、怖いからがほとんどです。犬にとって自分が生活している家は安全圏であり、外部の慣れていないものは危険と見なしています。
外部の刺激に慣れて危険と感じるものが減れば吠えることも減ります。
5.異性に好かれようとする
オス犬の場合、動物病院に行くと女性スタッフの前では急に良い子になることが多いようです。散歩中もオス犬には吠えるのにメス犬には優しいという犬も多いです。
メス犬の場合も好きな男性には『撫でてー』と近寄っていく、オス犬の前ではかわいい態度を見せることがあります。
犬が家の中で本性を見せる理由
犬は飼い主に生活の全てを頼って暮らします。そのため飼い主は人間の中でも特別な存在であり『この人なら甘えさせてくれる』『この人なら何かあっても助けてくれる』と思っています。
飼い主への依存が強い犬ほどわがままを通そうとする、いたずらをするといった行動に繋がります。困ることもありますが、飼い主にはそれだけ気を許しているということです。
人間も外ではしっかりしていても、家族がいる家の中ではダラダラしてしまうことがありますね。
まとめ
愛犬には友達をたくさん作って犬生を楽しんでほしいと思う人が多いです。しかしまずは飼い主の言うことを効いて他の人や犬に危害を加えないことが大切です。
犬の性格は遺伝も大きく関係しているので、怖がりな犬は一生怖がりなままのこともあります。しかし他人に危害を加えなければ良しとしてその犬の個性として受け止めてあげてください。
愛犬にダメなことはダメと教えられていますか？物をかじらない、散歩では飼い主について歩く、他の人や犬に吠えないなど必要なことはきちんと教えてください。
いつも同じ散歩コースを歩いても良いのですが、たまには違うコースを歩く、遠くにお出かけをするなどして犬には様々な経験をさせてあげましょう。
