犬が部屋を荒らしてしまう理由
筆者の愛犬は13歳の高齢ですが、ちょっと目を離している間に部屋を荒らしてしまうことがあります。年齢はあまり関係がないように思います。
子犬の頃はもっとひどく荒らされたこともありましたし、若い成犬の頃は様々な対処法を試しては失敗したものです。
犬が部屋を荒らしてしまうことには、様々な理由がありますが、環境を変えるだけでも改善できる可能性があります。
部屋が荒れてしまうことだけではなく、愛犬の安全面も考え、部屋作りを見直してみるとよいかと思います。
また、部屋には一切の問題がないにも関わらず、犬が部屋を荒らしてしまう理由と対処法も解説しますので、ぜひお役立てくださいね。
1.物とおもちゃとの区別ができていない
犬が部屋を荒らしてしまうのは、物とおもちゃとの区別ができていないからです。
部屋にある物を何でもおもちゃのように遊んでしまうため、散らかってしまったり、壊してしまったりすることがあります。
犬には取り出した物を元の場所に片づけるなんてことはできませんから、散らかって見えてしまうのです。
おもちゃ以外のもので遊ぼうとしているときは、「ダメ」「いけない」と声をかけましょう。
犬に物とおもちゃの区別をすることは難しいです。ですから、おもちゃ以外のものは全てダメだと教えてあげるべきです。
飼い主のスリッパで遊んでいるときは叱らないけど、ティッシュで遊んでいるときは叱る。このようにすると、犬が物とおもちゃを区別することがさらに難しくなってしまいますので注意しましょう。
2.退屈している
犬が部屋を荒らしてしまうのは、退屈しているからです。
キッチンで食べ物を探し回るうちに荒らしてしまうことがあります。子供部屋に行き、本や漫画、宿題のプリントなどを噛んで破壊するなどし、荒らしてしまうことがあります。
リビングでは、ゴミ箱をひっくり返して部屋を荒らしてしまうこともありますし、自分のベッドやクッションを破壊し、中綿を取り出して部屋を荒らしてしまうこともあります。
愛犬を退屈させている理由は何でしょうか。お留守番が長いこと、遊びたがっていること、お散歩に行きたがっていることなどでしょうか。
若く体力のあるうちは、犬も退屈しやすいです。部屋の中でばかり過ごしていると、急に部屋を荒らすように暴れてしまうこともあります。
お散歩に行ったり、一緒におもちゃで遊んだりし、エネルギーを発散させてあげるとよいと思います。犬がひとり遊びを楽しめる知育玩具の活用もおすすめです。
3.飼い主に構ってもらいたい
犬が部屋を荒らしてしまうのは、飼い主に構ってもらいたいからです。
何か悪いことをすれば飼い主に注目してもらえる、ということを分かって、わざと部屋を荒らすような行動をすることがあります。
ただお利口さんにしているだけでは、ますます構ってもらえなくなるからです。
筆者の13歳の高齢犬がティッシュで遊んで部屋を荒らしてしまうのも、飼い主に注目されたい、飼い主に構ってもらいたいという気持ちからです。
スキンシップやコミュニケーションは足りていますか?成犬になると、愛犬を褒めるという機会が減ってしまいます。もう何でもできるようになってしまうからです。
小さなことでも構いません。「ごはん全部食べてえらいね」「トイレ上手にできてお利口さんだね」など、日頃からたくさん褒めてあげましょう。
まとめ
犬が部屋を荒らしてしまう理由を3つ解説しました。
- 物とおもちゃとの区別ができていない
- 退屈している
- 飼い主に構ってもらいたい
お留守番中は、とくに“ゴミ箱”に注意が必要です。ひっくり返して中のゴミを散乱させてしまうことがよくあります。誤飲誤食の原因にもなりますので、犬の届かない場所に置いて出かけるのがおすすめです。