1.声かけやコミュニケーションを意識する
犬と飼い主さんの散歩をより楽しいものにするためには、まずお互いのコミュニケーションを増やすことが大切です。
愛犬との散歩は毎日のことなので、ついつい急ぎ足で終わらせてしまったり、淡々と作業のようになってしまったりすることもあるかもしれません。
なかには、一緒に歩いているもののスマホを見ていたり、音楽を聴いていたりする飼い主さんを見かけることも残念ながらあります。
体力の発散という点でいえば、ただ歩いているだけでも意味があると思いますが、“楽しみ”
という点では黙々と歩いているだけでは充実度が低いでしょう。
そのため、愛犬との散歩では“一緒に楽しむ”ということを意識して、散歩中にコミュニケーションを取ることを意識してみてください。
コミュニケーションといっても特別なことは必要なく、アイコンタクトを取ったり、時々「楽しいね♪」「いい天気だね」などと声かけをしたりするだけでも十分です。
そのような形で飼い主さんと気持ちを共有できるだけで、楽しくなったりうれしくなったりするものです。
外での声かけを恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんが、ぜひ今日の散歩からチャレンジしてみてくださいね。
2.コースのバリエーションを増やす
散歩コースは基本的に決まっているという家庭もあると思いますが、より楽しいものにするためにはそのコースの選択肢を増やしてあげましょう。
仲良しの友達に会ったり、定番の匂いかぎスポットに立ち寄ったりできる“いつもの道”は、犬にとって安心感があるものです。
しかし、常に同じ道だけを歩いていると、刺激が少なくなって物足りなさを感じてしまうこともあります。
そのため、いくつかの散歩コースを考えて、その日によってランダムに選んで歩くとより一層楽しいものになると思います。
自宅近くにそんなに代わり映えのするコースはない!と思うかもしれませんが、曲がる角をひとつ先にしたり、歩く方向を逆向きにしたり、立ち寄る公園を変えたりするだけでも十分な変化になります。
小さな変化でもかまわないので、愛犬に「今日はどこを歩くんだろう?」とワクワクさせるような散歩を考えてあげてください。
3.歩くスピードに変化をつける
散歩コースを変えるのがむずかしい場合や、さらに変化をつけたい場合には、歩くリズムを変えるのもおすすめです。
わざとゆっくり歩いたり、小走りをしたり、安全な場所で立ち止まって座らせたり…ということを取り入れると犬は遊んでいるような感覚になります。
そのように、飼い主さんが主導して歩くことで犬は「次はどうする?」「何する?」と楽しんでくれるだけでなく、飼い主さんへの注目度が上がるためしつけの面でもいい効果が得られるでしょう。
4.犬が楽しめる時間をつくる
犬の散歩は体力やストレスの発散、排泄の時間など様々な意味を持ちますが、充実したものにするためには“お楽しみ”の時間をつくってあげることが大切です。
愛犬が好きなこと、楽しめることは何かを考えて、散歩の中でその時間をつくってあげると散歩の充実度は上がります。
走って遊ぶことが好きな犬であればロングリードなどを利用しておいかけっこをしたり、飼い主さんとの遊びが好きな犬ならおもちゃを使って遊んだりしてあげましょう。
また、匂いかぎが好きなら自由に散策させる時間をつくるのもおすすめです。
愛犬の好みや性格に合わせて、どうすれば本当に楽しめる散歩になるかを考えてあげてください。
まとめ
毎日の散歩は楽しいものになれば、犬の日常生活はとても充実したものになるでしょう。
遠くまでのお出かけや特別なことはしなくても、ちょっとした工夫や意識で犬の散歩は大きく変化します。
愛犬と楽しい時間を過ごせるように、ぜひ散歩の仕方について一度見直してみてくださいね。