犬がケージから脱走してしまう心理3選 未然に防ぐためにするべき対応とは?

犬がケージから脱走してしまう心理3選 未然に防ぐためにするべき対応とは?

あなたの犬はケージに入れようとすると脱走しますか?犬がケージを苦手だと、通院やお出かけなどの場面で何かと不便に感じる可能性があります。今回は犬がケージを嫌いな理由と未然に防ぐための対応について解説します。

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犬がケージから脱走する理由

ケージの柵から鼻先を出す黒柴の子犬

1.ケージに怖いイメージがあるから

叱られるときにケージに閉じ込められた、保護犬であれば頑丈な檻で捕獲されたなどの経験があると、犬はケージを嫌いになることがあります。

筆者の犬も元野犬で子犬の頃に捕獲されました。そのときのトラウマがあるのかケージは苦手で、上半分を外して使用しています。

2.『ケージ=罰』と思っているから

犬が物を壊していたずらをする、あちこちにトイレをして部屋を汚してしまうといったことはよくあります。子犬や若い体力のある犬には起こりがちですね。

掃除のためにとりあえず犬をケージに入れる人は多いですが、犬にとってケージはお仕置き部屋になってしまいます。

『ケージ=罰』というイメージがついてしまうと犬は当然ケージに入りたがらなくなります。罰以外の良いイメージを持たせることが大切です。

3.一人ぼっちになるから

犬は群れの仲間と一緒にいることを好むので、ケージに入れて一人にされるとストレスになります。

犬がケージに入るのを異常に嫌がる、飼い主の姿が少し見えなくなっただけでもやたら騒ぐのであれば、分離不安症の可能性もあります。

保護犬で置き去りにされた、元の飼い主と死別した経験があれば分離不安症になりやすいです。

他にもケージに入っているときに雷や地震などの怖い経験をしたのであれば、ケージを嫌いになることがあります。

犬が脱走しないためにするべき対応

ベッドが置かれたケージ内で寝る犬

ケージに怖いイメージをなくす

犬の祖先は穴倉で生活していたので、薄暗い場所にいると落ち着きます。そのため犬にとって狭い場所は人間のように苦痛と感じていません。

ケージは犬がUターンできる程度の狭すぎず広すぎないものを用意してあげてください。広さが十分で中に入っても怖いことが起こらないと分かると、犬は安心してくれます。

上半分が外せるケージであれば外して、まずは下半分だけ入る訓練をしてみましょう。中におやつやおもちゃを入れて誘導します。

犬が抵抗するようならば、抱っこやリードを使って入れてみてください。最初は怖がりますが、ケージ内にいても怖いことが起こらないと理解してくれます。

ケージを使って良い思い出を作る

犬がケージに入ったら必ず褒め、おやつを与える訓練をしてみてください。おやつをケージの奥に入れ、犬が自分から入ったら大げさに褒めます。

家の中以外にも犬をケージに入れて車に乗り、ドッグランや友達の家のように好きな場所に連れて行くとケージに良いイメージがつきます。

ケージを日常的なものにする

ケージが日常的なものという感覚があれば、犬は必要なときにケージに抵抗なく入ってくれます。

普段ケージを犬の目につく場所に置き、扉を開けたままにしておくと個室のようになります。犬がケージを好きになったら寝床として使ってくれるでしょう。

中に使い慣れたタオルやベッドなどを敷くと犬は居心地が良くなります。寒い季節には温まることもできます。

まとめ

ケージに入るノーフォークテリア

ケージがなくても犬は生活できますが、慣れているとメリットがたくさんあります。ペットホテルに犬だけ預けることになっても、いつものケージがあれば犬は安心してくれます。

他にも小型犬であれば電車を利用できる、ドライブの際に事故に遭ってもケージ内にいればケガをしにくくなるなどがあります。

筆者の犬はドライブが苦手ですがケージに慣らし、その後ケージを車に持ち込んで訓練をしました。

5歳の今でもドライブが好きではありませんが、車酔いもしなくなって行動範囲が広がっています。

苦手を克服すると犬には自信になり楽しいことも増えます。なぜ愛犬がケージを嫌がるのかを把握し、少しずつで良いので犬のペースに合わせて慣らしていってください。

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