他の犬と関わることが苦手な犬の特徴
1.他の犬を見るとパニックになる
他の犬と関わることが苦手な犬には、他の犬を見るとパニックになるという特徴があります。
パニックになり、暴れてしまい、首輪が抜けたり、ハーネスが外れたり、トラブルの原因になることがあります。
パニックになり、興奮しすぎてしまい、チアノーゼを起こしてしまうこともあります。酸欠になると、突然意識を失うこともあるため、注意が必要です。
2.飼い主に抱っこを要求する
他の犬と関わることが苦手な犬には、飼い主に抱っこを要求するという特徴があります。
ある程度の距離があれば大丈夫なのですが、他の犬が近づいてくると、飼い主に抱っこを要求することがあります。
他の犬に近づかれるだけでも怖いのです。お互いのおしりのニオイを嗅ぎ合うという挨拶をすることもできません。
3.飼い主に抱っこされると激しく吠える
他の犬と関わることが苦手な犬には、飼い主に抱っこされると激しく吠えるという特徴があります。
他の犬が近づいてきたとき、飼い主に抱っこされた途端、他の犬に向かって激しく吠えることがあります。
飼い主の腕に抱かれていることで安心したのか、気が強くなってしまったのか、威嚇してしまうのです。
4.その場から動けなくなる
他の犬と関わることが苦手な犬には、その場から動けなくなるという特徴があります。
時間が止まってしまったのかというほど、一切身動きをせず、固まって動けなくなってしまいます。
ほんの少しでも動けば攻撃されてしまうかもしれない…と、怯えているのです。他の犬が遠くに去って行くまでジッと耐えるのです。
5.遠くにいる他の犬に吠える
他の犬と関わることが苦手な犬には、遠くにいる他の犬に吠えるという特徴があります。
飼い主から見ても、“まだあんなに遠くにいるのに…”と感じられるほどの距離にいる他の犬を見つけ、警戒心や恐怖心から吠えることがあります。
「こっちに来ないで！」と言っているのです。もしも他の犬が近づけば、より激しく吠えるでしょう。
克服するための改善策
基本的なしつけを行うこと
まずは、「待て」「おすわり」「伏せ」などの基本的なしつけを行いましょう。
他の犬と関わることが苦手で、他の犬に対して吠えたり攻撃しようとしたりする場合には、「待て」などの指示を出し、行動をコントロールしましょう。
愛犬が吠えるなどの行動をする前に指示を出すのがポイントです。
褒める（おやつを与えるもOK）
愛犬が吠えるなどの行動をする前に“待て”などの指示を出し、他の犬に対して吠えたり攻撃しようとしたりすることなく、飼い主の指示に従うことができたら褒めましょう。
「よし！」「おりこうさん」などの声かけのみでもよいですし、頭や体を撫でてあげてもよいです。そして、ご褒美としておやつを与えるのもOKです。
他の犬を目の前にしたとき、悪いことではなく「良いことが起こるんだ」ということが愛犬に伝われば、吠えたり攻撃しようとしたりすることはなくなるでしょう。
他の犬との距離を取る
社会化が進まず、全く他の犬に慣れていない状態なのであれば、トラブルを避けるためにも距離を取りましょう。
無理に他の犬とすれ違う練習をさせようとすると、他の犬やその飼い主に怖い思いをさせてしまったり、犬同士が喧嘩になったり、トラブルが起こります。
お散歩中は周囲をよく観察しながら歩き、他の犬が見えたときは、歩くコースを変えましょう。サッと角を曲がってしまえば、愛犬の目にも他の犬が見えなくなります。
“他の犬の姿が見えたら吠える”ということが癖になってしまわないようにすることが大切です。
まとめ
他の犬と関わることが苦手な犬の特徴を5つ解説しました。
- 他の犬を見るとパニックになる
- 飼い主に抱っこを要求する
- 飼い主に抱っこされると激しく吠える
- その場から動けなくなる
- 遠くにいる他の犬に吠える
他の犬と関わることが苦手な愛犬にも、「この子なら大丈夫」「この子なら平気かも」という相手が必ずいるはずです。
全ての犬と仲良くしなければならないなんてことはありません。愛犬が一緒に過ごして「楽しい」「嬉しい」と感じられるお友達を見つけてあげられるとよいのではないでしょうか。
お散歩中やドッグランを利用される際は、他の犬とのトラブルにならないよう、愛犬にも他の犬にも配慮しましょう。動物病院やトリミングサロンでも注意が必要です。
