犬を『トリミング』する頻度はどれくらい?犬種や年齢別の目安から定期的なカットの必要性まで

犬を『トリミング』する頻度はどれくらい?犬種や年齢別の目安から定期的なカットの必要性まで

犬のトリミングはいつから行い、どのくらいの頻度が理想なのかわかりにくいですよね。この記事では、犬をトリミングする頻度や必要性を犬種や年齢別の目安にご紹介します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬のトリミングはいつから?年齢別の目安やカットの必要性

トリミングをする女性

犬のトリミング開始時期や頻度は犬種をはじめ、年齢によっても異なります。まずは、犬の年齢別の目安やカットの必要性をチェックしてみましょう。

子犬

子犬であれば犬種や毛質によって差はありますが、一般的には生後3〜4カ月頃からトリミングを始めるのが一般的です。2カ月に一度程度の頻度でもかまいませんが、1カ月に一度の頻度で短時間から始めることをおすすめします。

子犬のうちからトリミングを行った方が慣らしやすく、社会性の育成にも役立つうえに、飼い主さん自身が自宅でケアを行う際にもスムーズになりやすいです。

慣れてきたら毛の伸び具合に合わせて、頻度を調整してみてください。

成犬

シャンプー後にタオルで乾かす犬

成犬のトリミングは犬種による被毛の伸び具合に合わせて、1〜2カ月に一度の頻度がおすすめです。トリミングの定期利用は被毛と皮膚の健康維持に役立つだけでなく、爪切りや耳掃除、肛門腺絞りといった専門知識が必要となるケアもプロに任せることができます。

とくに被毛が長い犬種は、定期的にトリミングを行うことで自宅でのブラッシングもスムーズになるため、飼い主さんの負担も軽減できるでしょう。

シニア犬

シニア犬は体力的な負担を考慮しながら、2カ月に一度の頻度でトリミングを行いましょう。休憩を挟んだりできるだけ短時間で終わらせたりなど、体への負担がかからないようにケアを続けるのが大切です。

専門家にチェックをしてもらうことで、普段のケアでは発見しにくいケガや病気の早期発見につながることもあります。加齢による皮膚病のリスクを軽減する意味でも、トリミングで清潔な状態を保つことが重要です。

犬をトリミングする犬種別の頻度

トリミング中の犬

ここからは、犬をトリミングする頻度を犬種別にご紹介します。被毛の長さ別にチェックしてみてください。

シングルコート(長毛種)

シングルコートの主な犬種は、トイプードルやパピヨン、ヨークシャーテリア、マルチーズなどです。

毛が伸び続けるタイプのシングルコートの犬は、定期的なカットが必要になります。放っておくと毛玉やもつれができやすいため、プロのトリマーにお手入れをお願いしましょう。

毛の伸び具合に合わせて1〜1.5カ月の頻度でのトリミングがおすすめです。

ダブルコート

柴犬・シャンプー中

ダブルコートの主な犬種は、柴犬やゴールデンレトリバー、ポメラニアン、フレンチブルドッグなどが挙げられます。

オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっており、春と秋の換毛期に毛が抜けるのがダブルコートの特徴です。トリミングは換毛期を中心に、2〜3カ月に一度の頻度で行うとよいでしょう。

自宅での負担を減らすために、シャンプーやケアを1〜2カ月に一度の頻度で通うのもおすすめです。

短毛種

短毛種の主な犬種は、スムースチワワやミニチュアピンシャー、パグ、ボストンテリアなどです。長毛種やダブルコートとは違い、頻繁にカットを行う必要はありません。

ブラッシングとシャンプーでのケアが中心となるため、トリミングは2〜3カ月に一度の頻度で十分な場合もあります。自宅でのケアや犬の毛の状態、健康状態に合わせてトリミングを利用しましょう。

まとめ

犬のケアをする女性

トリミングは見た目を整えるだけでなく、愛犬の健康状態をチェックするのに役立ちます。子犬であれば、社会性の育成にもつながるので積極的に利用しましょう。

犬の専門知識を持つプロのトリマーと関わることで、飼い主さんでは気づきにくい愛犬の健康状態を知る機会になります。見た目のスタイルを楽しみながら、トリミングを活用していきましょう。

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