愛犬を『賢い』と感じる瞬間
1.時間がわかる
毎日同じ時間に散歩に行ったりごはんをあげたりしていると、犬は自然と時間を覚えます。いつもの時間になると散歩やごはんの催促をする犬もたくさんいます。
人間は時計を見て時間がわかりますが、犬は当然時計を読むことができません。外の明るさを見るくらいはできますが、ほとんど体内時計で時間を認識しています。
2.言葉がわかる
『散歩』『おやつ』『ごはん』など日常生活で耳にする言葉を聞くと反応する犬は多いです。『◯◯持ってきて』と言うと言われた通りに持ってくる犬もいます。
犬は人間の複雑な会話を理解することはできなくても、よく聞く言葉は理解できます。またその場の状況や相手の表情から読み取ることもできるようです。
3.家族の帰宅がわかる
家族が帰宅する頃になると愛犬が玄関に行く、そわそわするといった経験はありませんか?愛犬のお出迎えを楽しみに帰宅する人は多いですね。
また家族の足音や車の音が近づくと、犬は人間よりも早いタイミングで気づいてそわそわするというエピソードも多いです。
犬は聴覚や嗅覚が発達しているので、一緒に生活していると自然と覚えるようです。
4.相手によって態度を変える
犬と暮らしていると、家族の中でも必ず言うことを聞く人と聞かない人がいるというのはよくあるエピソードです。
また病院に行くと嫌がって抵抗するのに女性スタッフの前では良い子になる、というオス犬は多いようです。
犬は『この人の言うことは絶対聞かなきゃ』『この人のことなら多少は無視してもいいや』と相手によって態度を変えます。
5.演技をする
犬が足を痛そうにしていたので病院に連れて行ったけど異常はなかった、という経験はありませんか?犬も人間と同じように仮病を使うことがあります。
体調が悪そうにしていると飼い主がかまってくれるから、という理由がほとんどです。自分が得をするために演技をするなんて賢いですね。
6.わざとイタズラをする・トイレを失敗する
犬が物を壊す、トイレの失敗をする理由は寂しさや不安を紛らわせるため、退屈だからなどがあります。しかし飼い主がかまってくれるからというのも理由のひとつです。
子犬のうちは好奇心からこのような行動をとることが多いですが、成犬になってもうやらなくなったのに再び悪さをする犬もいます。
この場合は『悪さをすれば飼い主が怒ってくれる』とそれまでの経験から学習してやっていると思われます。怒る飼い主は怖いけれど、かまってくれるのが嬉しさの方が勝ってしまうようです。
7.飼い主や同居犬を心配する
飼い主が寝込んでいるときに犬が添い寝をした、落ち込んでいるときに近くにきて寄り添ってくれたというエピソードは多いです。
また同居犬が病気のときに心配そうにしている、亡くなったときにおとなしくなって寂しそうにするという犬も多いです。
犬は相手の表情や声から感情を読み取ることが得意です。嗅覚も発達しているので体調の変化にも気づきやすいです。
まとめ
犬は人間と同じような脳を持ち、感情もあるので賢い動物です。大昔から人間と共に群れで暮らしてきたので、仲間を思いやることもできます。
昔の犬は常に外で繋がれていたので、飼い主の行動や人間の文明に接する機会が少なかったでしょう。しかし現代の犬は室内飼いがほとんどで、飼い主のことをよく見ています。
実は人間が犬のことをよくわかっていなくて、犬の方が人間をわかっているのかもしれません。飼い主も犬のことをわかってあげられるよう、日頃のスキンシップを欠かさないでください。