運動が不得意とされている犬種3選
犬の個体によっては「どちらかといえば運動が苦手」という場合もありますが、今回は、一般的に運動が不得意とされている犬種にスポットを当ててご紹介します。
運動が不得意な理由は犬種の特徴に表れていることが多く、運動不足になりやすい傾向も高いです。当てはまる犬種を飼育する方は、ぜひ注意点についてもチェックしてみてください。
1.ブルドッグ・フレンチブルドッグ
ブルドッグやフレンチブルドッグなどの短頭種の犬は、比較的運動が不得意な犬種だとされています。特徴的な短い鼻はほかの犬種に比べると呼吸がしづらく、体温調節もしにくいです。
運動が大好きな短頭種の犬も多いですが、激しい運動や長時間の運動を行うと呼吸困難に陥る可能性があります。また、暑さにも弱いため、夏場の散歩や運動には注意する必要もあるでしょう。
ブルドッグもフレンチブルドッグどちらも、がっしりとした筋肉質の体格である傾向があります。そのため、体重が重くなりやすく、関節への負担も大きくなりやすいです。
飼育を行う際には運動不足にならないように注意しながら、健康管理を徹底するようにしましょう。ボール遊びなど、好きな遊びを取り入れながら、楽しく運動を行うのが大切です。
土や芝生などの柔らかい場所での運動は、足腰への負担がかかりにくいのでおすすめします。また、滑りやすい床の上での運動は避けるようにしましょう。
2.ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドは狩猟犬のルーツを持ち、好奇心旺盛で活発な犬が多いです。しかし、胴長短足の犬種であるため、椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。
そのため、階段の上り下りや段差のジャンプには十分注意しなければなりません。関節への負担をかけないように、フローリング床ではなく滑りにくいコルク床やカーペットを敷くなどの対策も行ってください。
長時間の運動や泳ぎも苦手とされる犬種であるため、あまり無理強いをせずに、愛犬のペースに合わせて体を動かすことが大切です。活発な性格のミニチュアダックスフンドも多いですが、適度な休憩を挟みながら遊ぶようにしましょう。
3.チワワ
超小型犬のチワワも、一般的には運動が不得意な犬種に分類されます。好奇心旺盛で活発な一方で、体が小さいため体力がほかの犬種よりも少なく、長時間の運動はどちらかといえば苦手です。
全体的に骨が細く関節も小さいため、高所からのジャンプをすると骨折や脱臼のリスクがあります。寒さにも弱く、冬場は防寒対策をしっかり行わないと体調を崩しやすいです。
チワワは体が強くないので、家の中を動き回るだけでも1日の必要運動量をこなすことができます。散歩以外にも遊びを取り入れる場合は、休憩を挟みながら体に負担がかからない範囲で楽しむようにしましょう。
また、チワワは1日の食事量自体が少ないため、おやつを与える際には分量に注意してください。カロリーオーバーにならないように、1日に与えてよい食事量をきちんと把握しておくのが大切です。
まとめ
犬は犬種によって異なる性質や特徴に合わせて、食事や運動を行うようにしましょう。また、運動に対する苦手意識は犬の個体により異なります。
犬が好きな遊びをうまく取り入れながら、健康管理を続けてみてください。また、過度な運動は犬種を問わず足腰への負担がかかります。年齢や体重を考慮しながら、適切な運動量を心がけていきましょう。