犬を散歩させるときの『絶対NGなコース』5選 安全なルート選びのコツまで

犬を散歩させるときの『絶対NGなコース』5選 安全なルート選びのコツまで

犬との毎日の暮らしで欠かすことができないのがお散歩。ですがコース選びを間違えると愛犬を危険に晒してしまう可能性があります。安全なお散歩コースを選ぶためにはどうすればよいのでしょうか?

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️絶対NG!危険なお散歩コース

散歩している犬

人通りが多い道

犬のお散歩時間は通勤通学時間とかぶりがち。通勤通学ラッシュで多くの人が行き交うような道は、お散歩コースとしては避けた方が良いでしょう。

人通りが多いと犬が足を踏まれてしまったり蹴られてしまうといった事故が発生しやすくなるだけでなく、犬が苦手な人とトラブルになる可能性もあり、犬にとっても人混みはストレスになる可能性があります。

また「人通りが多い時間帯が過ぎてからなら」と油断するのも要注意。人がたくさん通る道は、ポイ捨てされたゴミや落とし物など、犬の誤飲・誤食につながるようなものが落ちている可能性が高いです。

歩道がない道

人通りが多すぎる道も危険ですが、あまり人が歩くことを想定されておらず、歩道が整備されていない道もまた違った危険があります。

歩道がない道は車との境界線があいまいで、リードを少し長くしていると愛犬が車に接触するリスクが高まってしまいます。うんちを拾っているときなども注意力が落ちるので危険です。歩道がない道を歩く際にはリードを極力短く持ち、車の行き来に目を光らせましょう。

階段道

階段の多い道は人間にとっては好都合なトレーニングスポットです。そのため「犬の運動不足解消や体力増進にも階段がいいはず!」と考える人がいるかもしれませんが、実は犬にとって階段は危険スポット。

犬は人間や猫のように鎖骨がなく、登る・降りるといった上下運動に適した体の構造をしていません。そのため階段を登り降りすることは犬の足腰に多大な負荷を強いることになります。

草むらや農道

草の中を歩くのが好きという犬は多いですが、整備されていない草むらにズカズカ入っていくのはオススメしません。特に春から秋にかけてはノミやマダニなどの寄生虫に刺されるリスクが高く、そこから感染症を発症してしまう可能性も否定できないからです。

また畦道などの農道は除草剤が撒かれていることもあり、運悪く散布直後にお散歩をして犬が除草剤のかかった草を口にしてしまうと中毒の恐れがあります。除草剤を撒くタイミングが広報されている場合にはアンテナを張っておきましょう。

アスファルトしかないコース

一方で草むらや土の道が一切ない、アスファルト舗装道路のみのコースも見直したいところ。硬いアスファルトが犬の足の裏に悪影響を与えたり、特に暑い夏場は焼けたアスファルトで火傷をしてしまうリスクや熱中症のリスクも高まります。

️愛犬目線で!安全なルートの選び方

地図を見ている様子

犬は人間よりも目線が低く、また地面の近くを歩いているということを改めて念頭に愛犬目線でいつものお散歩ルートを見直してみましょう。以下の点に着目してみてください。

  • 愛犬が怪我をする注意箇所がないか
  • 誤飲誤食のリスクがないか
  • 愛犬の足腰に負担がかからないか
  • 交通事故のリスクが少ないか

ただしこれら全てを避けたルートを組むのは難しいでしょう。どうしてもリスクのある道を通らなければならない場合には、どんなリスクが潜んでいるかを把握してリスクを避けるための方法をとっておく必要があります。

️まとめ

老夫婦と散歩する犬

お散歩ではコース選びに注意することももちろんですが、拾い食いをしてしまわないよう常に愛犬の様子に注意することが大切です。楽しいはずのお散歩で事故に巻き込まれたなんてことのないよう、しっかり意識しておきましょう。

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