犬のテンションが突然下がる5つの理由
さっきまで元気だった愛犬が、なぜか突然テンションが急激に下がってしまった……という経験はありませんか。なぜ犬のテンションが突然下がる事態が起きるのでしょうか。ここでは犬の元気が突然なくなる理由を紹介します。
1.期待していたことが起こらなかった
先ほどまで楽しそうに遊んでいたはずなのに、突然テンションが下がったかのように元気がなくなった……というときは、犬が密かに期待していたことが起こらなかったのかもしれません。
例えば、「これを成功させたらおやつがもらえるかも!」と思っていたのに、成功させてももらえなかった、などです。必ず期待したことが起こるとは限らないので、これも経験のうちだと割り切るしかないことも多いでしょう。
2.なかなか気持ちが飼い主に伝わらない
「さっきからずっと訴えかけているのに、なかなか飼い主が気づいてくれない!」「気持ちを理解してくれない!」という状況が続いた場合、途中で「もう伝えるのは無理だ」と諦めてしまい、トーンダウンする犬もいます。
ついさっきまでは元気よく吠えたり動いたりしていたのに、突然何かを諦めたかのように伏せて元気がなくなってしまう様子を見せているときは、飼い主に理解してもらえず不貞腐れている可能性が高いでしょう。
3.飽きてしまった、退屈さを感じている
同じ遊びをしばらく続けていると、あんなに楽しそうに遊んでいた犬でも「そろそろもういいかな」「違う遊びがしたいな」と飽きを感じてしまうことはよくあります。
また、なかなか飼い主が構ってくれなかったり、ひとり遊びに限界を感じたときにも元気がなくなり、無表情で床に伏せる様子を見せたりするので、愛犬の様子から何を求めているのか察してあげてください。
4.気に入らないことをされて不機嫌になった
何か気に入らないことをされた、嫌なことをされた後もテンションがグッと下がってしまうことがあります。
例えば、苦手なお世話をされたときや苦手な病院へ連れて行かれたときはテンションが下がる犬が多いでしょう。他にも遊んでいる最中に犬が「理不尽だ」「納得いかない」「それは嫌だ!」と思う出来事が起こると、不機嫌になり元気がなくなってしまうこともあります。
5.失敗して落ち込んでしまった
芸のトレーニングやしつけなど、何かしら取り組んでいたときに失敗してしまうと、犬によっては自ら「うまくできなかった」と自覚し、落ち込んでしまうこともあります。
失敗を自覚している時点で賢い証拠ですが、本人としては「うまく成功させて飼い主さんに褒められたかった」という思いが強くあるのでしょう。落ち込んでいる様子を見せているときは、「大丈夫だよ」と慰めながら気分転換させてあげてください。
愛犬のテンションが突然下がった時の適切な接し方は?
愛犬のテンションが突然下がってしまった時は、まずなぜテンションが下がったのか、その原因を考えてみましょう。
元気がなくなる前の状況や愛犬の性格などを考慮して、気に入らないことがあったのか、落ち込んでいるのか、飽きてしまったのか……大きく分けて3つの可能性を考えてみてください。
気に入らないことがあったのであれば、しばらく時間を置いてそっと見守ってあげましょう。無理にかまってしまうと、余計に機嫌を損ねてしまう恐れがあります。表情が和らいできたり、行動を再開し始めたら、声をかけて再びコミュニケーションをとりましょう。
落ち込んでいるときは、なるべく優しい声音で、笑顔を浮かべて「大丈夫だよ」と声をかけながら、落ち着くまで撫でてあげましょう。好きな遊びやお散歩を提案して気分転換させ、気を紛らわせてあげるのも効果的ですよ。
もしも明らかにいつもとは違うおかしな様子を見せている場合は、もしかすると体調不良や怪我が原因の可能性も疑われます。体に触れながらいつもと違う様子を見せていないか確認し、少しでも異常が確認できたら病院へ連れて行きましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬のテンションが突然下がるのには、いくつか理由が考えられます。直前の状況や愛犬の性格を考慮しつつ、なぜテンションが下がってしまったのか原因を探りあて、適切に対応しましょう。