老犬の介護をしていて『辛いこと』4つ いつか訪れるかもしれない事態に備えておこう

老犬の介護をしていて『辛いこと』4つ いつか訪れるかもしれない事態に備えておこう

『老犬の介護をしていて辛いこと』についてまとめました。愛犬の介護は全ての飼い主に必ず訪れます。愛犬が若く元気である今から備えておくことが大事です。

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老犬の介護をしていて辛いこと

レトリバーの老犬

愛犬が年を重ね、介護が必要になると、飼い主の心にも体にも大きな負担がかかります。大切な家族だからこそ、何とかしてあげたいと思う一方で、どうしても「辛い…」と感じてしまうこともあります。

ここでは、老犬の介護で特に多くの飼い主さんが悩みやすい『辛いこと4つ』を取り上げ、それぞれに向き合うためのヒントもお伝えします。

1.夜鳴きがひどい

老犬の介護で特に辛いと感じるのが、夜鳴きです。ただ「夜鳴き」と言っても、昼夜を問わず鳴き続けてしまうケースもあり、飼い主の生活に大きな影響を与えます。

鳴き声を残して出勤しなければならないとき、心が引き裂かれるような思いになることも。ご近所からの苦情が入ることもあり、心配やストレスが重なる毎日です。

眠れない夜が続くと、体も心も疲れてしまいます。鳴く理由としては、以下のような可能性が考えられます。

  • トイレに行きたい
  • 寝返りを打ちたい
  • 体が痛い
  • お水が飲みたい
  • ごはんが食べたい
  • 外に出たい
  • かまってほしい

原因がわかり、対応できれば鳴き止んでくれることもありますが、時には何をしても鳴き止まないことがあります。理由がわからないまま鳴き続ける愛犬を前に、どうしていいかわからず、涙してしまう夜もあるかもしれません。

2.弱っていく姿を見守る

老犬の介護は、愛犬の体調の変化と向き合う毎日でもあります。若いときのような元気な姿を見せてくれる日もあれば、1日中ぐったりと苦しそうにしている日もあります。

「もうお別れが近いのかな」「仕事に行っている間に亡くなっていたら…」と、余計なことまで考えてしまい、悲しい気持ちになってしまうことがあります。

しかし残された時間が限られているからこそ、明るく笑顔で接してあげてください。飼い主の表情や声は、愛犬にとって何よりの安心材料です。あなたの笑顔が、老犬にとっての心の支えになります。

3.お世話を頼める人がいない

キャバリア顔のアップ

介護を一人で抱え込んでしまうことも、辛さを増す原因のひとつです。

「他人に預けるのが心配」「自分で最後まで責任を持ちたい」「独身の頃から一緒に暮らしてきた子だから、家族にも頼みにくい」という気持ちから、誰にも頼れず一人で頑張ってしまう飼い主さんも多いです。

けれど、体力にも心にも限界はあります。

そんなときは、老犬介護の専門知識をもったプロの手を借りるのも選択肢のひとつです。仕事に行っている間のみ、老犬ホームに預ける(デイケアサービスを受ける)という方法があります。

また、老犬の介護を専門としたペットシッターに自宅に来てもらって、お世話をしてもらうという方法もあります。

こうしたサービスを上手に活用することで、少しだけでも自分の心と体を休める時間を持つことができます。

4. 高額な医療費の負担

老犬になると、持病や体調不良で動物病院に通う頻度が増えがちです。中には、1日に数万円の医療費がかかることもあります。

経済的な負担はもちろん、突然の体調悪化への不安も、精神的な重荷になります。「お金がかかるから」と治療を控えるわけにもいかず、悩んでしまうこともあるでしょう。

将来に備え、若いうちから老後のための医療費を少しずつ貯めておくのもひとつの方法です。また、ペット保険の加入を検討するのもおすすめです。

まとめ

柴犬の老犬

老犬の介護をしていて辛いことを4つ解説しました。

  • 夜鳴きがひどい
  • 弱っていく姿を見守る
  • お世話を頼める人がいない
  • 高額な医療費の負担

介護をする中で「もっとこうしてあげればよかった」と思うこともあるかもしれません。しかし、完璧な飼い主でいようと無理をする必要はありません。

心も体も疲れきってしまっては、愛犬にとってもつらいことです。手を抜けるところはしっかり手を抜いて、自分を守ることも大切にしてください。

また、おうちにこもりがちになると気持ちも沈みがちになります。老犬向けのイベントや交流会も開催されているので、気分転換を兼ねて愛犬と外出してみるのも良いでしょう。

同じような境遇の飼い主さんと出会えるだけでも、心がふっと軽くなるかもしれません。

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