犬が味方だと認めている人にみせる行動
犬は人間の手助けがなければ生きていくことができない動物です。群れで暮らす動物であり、飼い主や家族のことを信頼していることはもちろん、自分の味方である人をしっかりと見極めて行動しています。
今回は、犬が味方だと認めている人に見せる行動を4つ紹介します。
1.お腹を見せたりおしりを向けたりする
犬がお腹を見せたりおしりを向けたりするのは、味方だと認めている人にみせる行動です。
「この人が自分のことを襲ってくることは絶対にない」と考えているので、急所であるお腹を見せることもできますし、おしりを向ける(背を向ける)こともできるのです。
目の前で仰向けになって寝転がり、お腹を見せた状態のままでくつろいだり、そのまま眠ってしまったりすることがあります。
おしりをくっつけるようにして、背を向けた状態で座ることもあります。おしりをくっつけるのは、温もりを感じることで安心できるからでしょう。
愛犬があなたの隣でくつろいでいるときは、あなたもリラックスした気持ちで過ごしましょう。あなたが愛犬を信頼しているという気持ちもきっと伝わるでしょう。
2.目を見つけるだけで意思疎通をする
犬が目を見つめるだけで意思疎通をするのは、味方だと認めている人にみせる行動です。
最も伝えたいことは「大好きだよ」や「愛してるよ」という気持ちなのではないでしょうか。犬の表情にも注目してみてください。ニコッと笑ってくれているはずです。
犬は味方だと認めていない人の目をジッと見つめながら微笑むことはしません。目が合っても、すぐにスッと逸らしてしまいます。
人の目を見つめながら笑っているようにも見えることがあるのですが、ほとんどの場合が愛想笑いです。
愛犬が微笑んでくれたときは、微笑み返したり、優しい言葉をかけたりしましょう。
3.隣に来たがる
犬が隣に来たがるのは、味方だと認めている人にみせる行動です。
いつも大好きな人の隣をキープしています。周りから見ると、“私のところには全然来てくれないのに…”と、ヤキモチを妬かれてしまうこともあるのではないでしょうか。
隣に来たがるのは、「この人は味方だから万が一のときは自分のことを守ってくれるだろう」と、安心しているからなのではないでしょうか。
そして、「この人の見に何か起こりそうなときは自分が守ってあげるんだ!」と考えているからかもしれません。
実際に愛犬があなたのことを守ってくれたときは、喜ぶ姿を見せたり、感謝の気持ちを言葉にして伝えたりするとよいと思います。
4.後をついて回る
犬が後をついて回るのは、味方だと認めている人にみせる行動です。
犬は群れで行動する動物なので、本能的に常に一緒に行動したがります。洗濯物を干すときも一緒、ゴミを捨てに行くときも一緒、トイレに行くときまで一緒について回りたい犬もいます。
あなたの方から“一緒に○○しよう”と誘ってあげると、「信頼されていて嬉しいな」と、愛犬も喜ぶでしょう。
問題行動なのではないか、分離不安になっているのではないかと心配される飼い主もいらっしゃるようですが、飼い主と離れたときに吠えたりパニックになったりしないのであれば大丈夫です。
まとめ
犬が味方だと認めている人にみせる行動を4つ解説しました。
- お腹を見せたりおしりを向けたりする
- 目を見つけるだけで意思疎通をする
- 隣に来たがる
- 後をついて回る
飼い主としては、何があっても愛犬の味方でありたいですし、愛犬にも味方になってもらいたいですよね。
信頼を得るためには、日々の積み重ねが大事だと思います。そして、愛犬との信頼関係は、突然崩れてしまうこともある、ということを理解しておく必要があります。
感情的に怒鳴ったり、わざと驚かせたり、犬にとって不快な行動をしないようにしましょう。