愛犬が体を預けてくるときの心理
1.飼い主に触れていると安心
愛犬が体を預けてくるのは、飼い主に触れていると安心だからです。
おしりをくっつけてくることもありますし、あご乗せをしてくることもあります。小型犬であれば、膝の上に抱っこされたがることもあるのではないでしょうか。
くつろぎたいとき、眠りたいとき、不安なことがあるとき、犬はよく飼い主に体を預けてきます。
2.寒いから温まりたい
愛犬が“寒いから温まりたいな…”というとき、体を預けてくることがあります。
多頭飼いをしていると、犬同士でくっついて温め合うのですが、他に犬がいない場合では、飼い主にぴったりと体を預け、体温を調整することがあります。
子犬や老犬は、体の機能の未発達や衰えによって、自力では十分に体温を保つことができない場合があります。
寒がっているときは、ケージやベッドに暖かい毛布やブランケットを入れたり、防寒服を着せたり、暖房を適度に使用し、体が冷えないようにしてあげるとよいでしょう。
3.緊張している
愛犬が緊張しているとき、体を預けてくることがあります。
動物病院へ行くとき、待合室でも飼い主にぴったりくっついていたり、診察台の上でも飼い主に体を預けていたりするのではないでしょうか。
注射を打つとき、看護師さんが愛犬の体を保定してくれることがあるのですが、信頼できる相手であると、看護師さんにぴったりとくっついて体を預けていることもあります。
緊張して飼い主に体を預けているとき、呼吸が荒くなっていませんか?激しくパンティングをしていませんか?
酸欠になり、チアノーゼという症状が起こることがあります。高齢犬、心臓や気管に持病のある子はとくに注意してあげましょう。
4.甘えたい
愛犬が甘えたいとき、体を預けてくることがあります。
体をくっつけてくる愛犬を撫でてあげると、耳を倒したり目を細めたりして、気持ち良さそうにすることもあります。
しかし、撫でられると嫌そうな顔をする犬もいます。甘えて体をくっつけたいだけであって、撫でてほしかったり、構ってほしかったりするわけではないようです。
そんな気持ちに気づかずに撫で続けていると、スッといなくなってしまうことがあります。“ただ甘えたかっただけなのに…”と、拗ねてしまう犬もいます。
5.疲れたから寄りかかりたい
愛犬が体を預けてくるのは、疲れたから寄りかかりたいというときです。
お散歩の後、おもちゃで遊んだ後、“よっこらしょっ”と体を預けてくることがあります。ソファーに体を預けていることもあるのですが、よく“オジサンみたいでかわいい♡”と言ったりしますよね。
疲れているときに体を預けることができるのは、飼い主を信頼しているからこそです。自分の体を全て預けることができるほどの安心感があるのです。
まとめ
愛犬が体を預けてくるときの心理5つ解説しました。
- 飼い主に触れていると安心
- 寒いから温まりたい
- 緊張している
- 甘えたい
- 疲れたから寄りかかりたい
愛犬が飼い主に体を預けることには様々な理由がありますが、大好きな相手だからこそ、信頼できる相手だからこそ、体を預けてくれるのだと思います。
不安そうにしているとき、緊張しているとき、何かを怖がっているのかもしれないときは、そっと体を撫でてあげるだけでも安心することができます。
アイコンタクトをしてくることもあるので、笑顔で返してあげてくださいね。