犬のトイレを『絶対置いてはいけない場所』5選 主なNG理由や飼い主がすべき配慮まで

犬のトイレを『絶対置いてはいけない場所』5選 主なNG理由や飼い主がすべき配慮まで

愛犬との快適な生活を送る上で、トイレの設置場所は非常に重要です。しかし、場所によっては犬がトイレを嫌がったり、健康を害したりする原因になることも。この記事では、犬のトイレを「絶対置いてはいけない場所」と、そのNG理由や飼い主がすべき配慮について詳しく解説します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬のトイレを「絶対においてはいけない場所」5選

トイレ中のトイプードル

1.玄関

玄関は、来客や家族の出入りが多く、犬にとって落ち着かない場所です。また、外からの刺激(音、におい、温度変化など)も多く、犬がトイレに集中できません。

さらに、玄関は家の顔であり、衛生面からもトイレを置くのは適切ではありません。玄関でのトイレは、犬に「ここで排泄しても良い」と誤解させ、家の中で排泄するようになる可能性もあります。

2.人通りの多い場所

廊下やリビングなど、人通りの多い場所にトイレを置くと、犬は常に人の動きを気にし、落ち着いて排泄できません。

特に臆病な犬や警戒心の強い犬は、人の気配を感じるたびにトイレを中断してしまうことがあります。その結果、トイレを我慢したり、トイレ以外の場所で排泄したりするようになる可能性があるので注意しましょう。

3.寝床の近く

犬は、寝床を清潔に保とうとする習性があります。そのため、寝床の近くにトイレを置くと、犬はトイレを嫌がり、別の場所で排泄するようになることがあります。

また、寝床の近くにトイレがあると、排泄物のにおいが気になり、犬の睡眠を妨げる可能性もあります。

4.食事場所の近く

食事場所の近くにトイレを置くことは、衛生的に問題があるのでやめましょう。犬は、食事と排泄を同じ場所で行うことを嫌がるため、トイレを我慢したり、食欲不振になったりすることもあるので注意が必要です。

また、食事中に排泄物のにおいがすると、犬の食欲を減退させる可能性があります。

5.エアコンの風が直接当たる場所

エアコンの風が直接当たる場所にトイレを置くと、犬は寒さや暑さを感じ、トイレを嫌がる可能性があります。特に子犬や老犬は、温度変化に敏感なため、体調を崩してしまうこともあるようです。

また、エアコンの風によって、排泄物のにおいが部屋中に拡散する可能性もあります。

トイレの場所が悪いことで起こる問題点

ペットシートに乗る犬

心理的ストレス

犬は、落ち着いて排泄できる環境を好みます。人通りが多い場所や騒がしい場所にトイレを置くと、犬は常に周囲を警戒し、リラックスして排泄できません。その結果、トイレを我慢したり、トイレ以外の場所で排泄したりするようになります。

また、排泄中に人に邪魔されると、トイレ自体を嫌がるようになることもあるようです。これらのストレスは、犬の心身に悪影響を及ぼし、問題行動の原因となることもあります。

健康への悪影響

不適切な場所にトイレを置くと、犬は排泄を我慢することが増えます。排泄を長時間我慢すると、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系の病気にかかりやすくなるので気を付けましょう。

特に子犬や老犬は、排泄を我慢する力が弱いため、注意が必要です。また、トイレが不衛生だと、皮膚炎や感染症の原因になることもあります。

トイレトレーニングの妨げになる

トイレの場所が悪いと、犬はトイレを正しく認識できず、トイレトレーニングがうまくいかなくなることがあります。

例えば、トイレの場所が頻繁に変わったり、落ち着いて排泄できない場所に置かれていたりすると、犬はトイレを「排泄する場所」として認識できません。その結果、トイレトレーニングに時間がかかったり、失敗したりすることがあります。

衛生面の問題

トイレの場所が悪いと、排泄物の処理が困難になり、衛生面で問題が生じるかもしれません。例えば、トイレが部屋の隅や家具の近くに置かれていると、排泄物のにおいがこもったり、掃除がしにくかったりします。

また、トイレが不安定だと、排泄物が周囲に飛び散り、部屋を汚してしまうこともあります。

愛犬のために飼い主ができる配慮

トイレに座る犬

犬が快適にトイレを使用できるように、飼い主はいくつかの点に配慮する必要があります。まず、トイレの選び方ですが、犬の体の大きさに合ったものを選び、安定感があり、出入りしやすい形状のものを選ぶことが大切です。

トイレシートは、吸収性が高く消臭効果のあるものを選ぶと、清潔な環境を保てます。

トイレの設置場所ですが、犬が落ち着いて排泄できる静かで、人通りの少ない場所に設置しましょう。

最後に、トイレを清潔に保つ方法ですが、トイレシートはこまめに取り替え、トイレトレーも定期的に洗い、消臭スプレーなどを使用すると、より清潔な環境を保てます。

これらの配慮をすることで、犬は快適にトイレを使用でき、トイレトレーニングもスムーズに進むでしょう。

まとめ

トイレシートとダックス

トイレ環境が悪いと、排泄をしなくなったり体調を崩してしまったりしてしまうこともあるので注意が必要です。

愛犬がトイレを快適に使用できるように、設置場所や清潔な状態を維持できるようしっかりと管理していきましょうね。

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