犬が人間の喧嘩を仲裁するときの心理3つ 家族の揉め事に対して愛犬が感じていることとは

犬が人間の喧嘩を仲裁するときの心理3つ 家族の揉め事に対して愛犬が感じていることとは

「夫婦喧嘩は犬も食わない」ということわざもありますが、わんこは元来喧嘩が嫌いな動物です。愛犬に喧嘩を仲裁された経験がある人もいるのではないでしょうか?こんなとき、わんこはどんなことを感じているのでしょう。

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️野生の本能!わんこは徹底した平和主義者

狼の群れ

そもそも、わんこはなぜ喧嘩を仲裁するのでしょうか?それはわんこが野生で暮らしていた頃、そして祖先であるオオカミの習性と本能に由来しています。

わんこは数頭から数十頭の群れを作って生活し、仲間たちと協力して狩りをし大きな獲物をしとめる集団捕食者です。

万が一、群れの中に不和が生じてチームワークが崩れたり、群れそのものが解体されてしまったりすると、狩りの成功率が低下します。狩りができないと食糧を確保することができず、飢えて死んでしまいます。

そうならないためにも、群れの中の相互関係が問題なく維持されていることが重要です。お互いの関係性を損なわないよう空気を読み、群れの中で揉め事が起きたらすぐに処理します。

凶暴とも言える狩りの様子から意外に思われるかもしれませんが、わんこやオオカミは仲間内に対しては徹底した平和主義者です。

️わんこが人間の仲裁をする心理

喧嘩した男女と犬

では、わんこが人間の仲裁をするときは一体どんな気持ちなのでしょうか。

大きな声をやめてほしい

喧嘩が白熱すると大声で口論になったり、場合によってはものを投げつけたりすることも多いでしょう。わんこは大きな怒鳴り声や金切り声、破裂音などが特に苦手です。そのため「その嫌な音を出すのをやめて」という意味で喧嘩をやめさせようとしている可能性はあります。

いつもの空気に戻したい

怒鳴り合いの喧嘩ではない場合でも、家庭内の雰囲気がピリピリします。わんこはそういった空気の変化を敏感に捉え、居心地の悪さを感じるものです。平和主義者のわんこは「いつも」と違うことをとにかく嫌います。いつもと違うと感じると、とにかく「いつも通り」に戻して安心したいと考えます。

飼い主さんに笑ってほしい

誰かと喧嘩していると、どうしても表情は固く険しくなります。悔しさや悲しさから、泣いてしまうこともあるでしょう。しかし、わんこはどんなときでも飼い主さんの「笑顔」が一番大好きです。

飼い主さんに笑ってもらうことが生き甲斐と言っても過言ではありません。そのため「いつもみたいに笑ってほしい」という気持ちから仲裁に入っているのかもしれません。

️まとめ

親子と犬

「子はかすがい」と言いますが「犬もかすがい」。愛犬のおかげで家族が仲良くなったという家庭も少なくないかもしれません。

しかし誰かと一緒に暮らしている限り、大なり小なり喧嘩は避けられないものです。とはいえ、愛犬が心安らかに暮らしていくためにも、喧嘩を長引かせることは得策ではありません。

家の中でギスギスした空気が続いていると、わんこは不安でストレスを抱えてしまい、場合によっては体調不良を起こしてしまうリスクもあります。

喧嘩のタネになるようなことはなるべく抱えず、喧嘩はできる限り起こさないようにしましょう。しかし、もし喧嘩に発展してしまった場合には、意地を張らずに早めに和解することを心がけましょう。

喧嘩相手に折れるのは悔しいかもしれませんが、相手のためではなく可愛い愛犬のためだと思えば謝れるような気がしませんか?また喧嘩が終わったときには、愛犬にも「ごめんね」を言うことを忘れないでくださいね。

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